こんにちは。
薬剤師の安美です。
インフルエンザやコロナの流行が続き、
解熱剤や咳止めなど薬不足が深刻になっています。
そんな時に役立つであろう、
病院で処方される医療用医薬品のかわりとなる市販薬を紹介したいと思います。
解熱剤としてよく使われるカロナールの市販薬については、こちらの記事で詳しく解説しています。
今回とりあげるのは、咳!
コロナやインフルエンザ、風邪の治りかけの時期に多いのが咳。
病気のピークはこえてあとは咳だけが残っている。
病院にいくほどではないけど、咳が続くのはつらい。
そういう時に役立つのが咳止め薬です。
咳止め成分はいくつかありますが、
私がおすすめするのは、メジコン(デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物)。
咳中枢に作用しますが、コデインとは違って非麻薬性中枢性鎮咳薬です。
もちろん、麻薬性ではないので習慣性もありません。
薬局でも咳止め薬としてよく処方されています。
そして、医療用の咳止め薬メジコンと
同じ成分を同じ量配合した市販薬があるんです!!
それが、メジコンせき止め錠Pro 。
医療用のメジコンも塩野義製薬の製造販売。
それを市販薬を扱うシオノギヘルスケアが販売というわけですね。
(製造元が同じだと安心できます)
市販の風邪薬は、複数の成分を配合したものが多いのですが、
メジコン咳止め錠Proは、一つの成分だけからなるシンプルな処方です。
つまり、余計な成分が入っていない咳止め薬。
なので、咳止め薬として使いやすい!
用法用量は、1回2錠、1日3回までとなっています。
注意点としては、15歳以上しかのめないということです。
気をつけてくださいね。
お子さんの咳には、1歳以上ならハチミツがおすすめですよー!
咳に効く食べ物は?市販薬より子どもの咳止めに効果アリのはちみつ!に