トラネキサム酸との飲み合わせ、鎮痛薬のイブは併用可能? | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

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昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

こんにちは。薬剤師の安美です。

 


コロナでつらい症状のひとつに

喉の痛みがあります。

 

 

 

この喉の痛みに対して、

トラネキサム酸(トランサミン)が処方されることがあります。


トラネキサム酸は、
体の炎症に関わるプラスミンのはたらきを抑えることで

炎症や腫れを抑える薬です。

 

 

「トラネキサム酸が処方されたけど、

頭が痛いから市販薬のイブも飲みたい。

飲み合わせは大丈夫かな?」
 

という質問に答えます。

 

 

 

市販薬のイブには、

イブA錠、イブクイック頭痛薬、イブA錠DX、イブクイック頭痛薬DXがあります。

 

主成分はイブプロフェン。

(他に、カフェイン、酸化マグネシウムなどを含みます。)

 

ロキソニンと同じNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛薬です。

 

トラネキサム酸とは、炎症を抑えるメカニズムが違います。

 

 

トラネキサム酸と市販薬のイブの飲み合わせは問題ありません。

 

どの種類のイブでも同じです。

 

 

 

違うメカニズムで炎症をおさえる点に注目して、

イブプロフェンとトラネキサムを配合した風邪薬も市販されています。


■ルルアタックEX

 

 



・トラネキサム酸:750mg配合。
・イブプロフェン:450mg配合。

他にも、クレマスチン(鼻水)、ジヒドロコデイン(咳)、ブロムヘキシン(痰)、ビタミンBなどを含む。

【用法用量】
・15歳以上:1日3回、1回2錠
*15歳未満は服用しないで下さい。

イブプロフェン量は、医療用と比べて少なめですが、
トラネキサム酸は医療用と同じ量が含まれています。

 

 

 

あと、喉の痛みには、ハチミツもおすすめですよ!