市販の鼻炎薬、ストナリニは眠たくなる? | 調剤薬局で働くママ薬剤師のお薬と子育て親育ちブログ

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昭和生まれ2児の母でもある調剤薬局勤務の薬剤師が市販薬や病院の処方薬、薬の飲み合わせなどお薬のこと、大好きなコンビニスィーツや思春期の子育てで感じることなどの日常のアレコレを書いているブログです。

こんにちは、薬剤師の安美です。

 

先日、市販の鼻炎薬ストナリニについて書きましたが、

よく質問される眠気のことを書き忘れていました(>_<)

 

 

鼻炎薬の有効成分、
抗ヒスタミン薬の「ヒスタミン」という物質は、
鼻の粘膜などでアレルギー症状を引き起こしますが、
脳では、集中力や判断力といった脳を覚醒させる働きもあります。

 

なので、抗ヒスタミン成分が脳に入ると、

脳の覚醒作用を抑えてしまい、眠気や集中力の低下を引き起こしてしまいます。

 

ストナリニの抗ヒスタミン薬(抗アレルギー成分)は違うので、

眠くなるか、ならないかの度合いも違ってきます。

 

 

ストナリニS

ストナリニSの成分、クロルフェニラミンは、鎮静性があります。

なので、眠気が出ることが多いと思います。

 

さらに、他の成分で目のかすみやまぶしさが出ることもあるので、注意が必要です。

 

 

ストナリニZジェル

成分はセチリジン塩酸塩。

医療用(処方薬)では、ジルテックと同じ成分になる抗アレルギー薬です。

(スイッチOTC医薬品)

 

セチリジンは、
ストナリニSのクロルフェニラミンよりは、鎮静性は低いものの、

眠気が出ることもある成分です。

 

添付文書にも、
 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください
 (眠気等があらわれることがあります。)

と記載があります。

 

眠気が出やすい私には無理な薬です(^-^;

(私はビラノアを愛用)

 

 

以上、市販の鼻炎薬、ストナリニの眠気についての追記でした!