【雑談】「客席には関係者ばかり」「ファンのいない役者はいない」 | 演劇とか それを取り巻く人たちとか

演劇とか それを取り巻く人たちとか

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こんな時は演劇の話をしましょう。

ファンのいない役者はいない、と思うのです。

「客席には関係者ばかり」なんて話はよく耳にします。
そうだよなぁ。。と思いつつ、どこまでが関係者なのかとか、果たして全てが悪いのかとか。

ファンのいない役者はいない。

きっと「あなただから観に行く」という人は誰にでもいるでしょう。
それは家族とか、いわゆる身内客と呼ばれる人々が多いかと思います。

実家はとても地方で、でもどんなに遠くても母は必ず観に来てくれるんです。
なんて話はそれこそゴロゴロと転がっています。

そういうの。
それは悪いことでは無いと思うのですよね。
多分、そういう話を聞いて、悪い気分になる人はそんないないでしょう?

そういう人たちも関係者と言えるし、そうするとただ関係者だからと眉をひそめていても本質から外れてしまう気がする。


その人にとってはあなたの芝居が一番かもしれない。
「好意」は芝居を別次元に引き上げたりします。
「好きな人だから」が、他のどんなキャリアの演技に勝ってしまったりする。
これ、きっと役者からしたら「いや演技を観てくれ、演技を評価されたい」と反射的に思うとこですかね。
でも実際にある事だろうし、それを否定してしまったら「じゃあ初舞台の役者にファンが付くはずかない」って事になると思うのです。
口悪く言ってしまえば「初舞台の役者なんて、演技はイマイチに決まってるんだから出てくるな」みたいな考えが出てきてしまう。

お客は演技だけを観に行くわけじゃない。

普段知っているあの人と別の者になっているところを観に行く。
自分は人を観に行っている、と感じるのですよね。
そこから目をそらすのは不利益ではないか、と。

「好かれる事は演技を良く観せる」
演技、芝居を頑張るのも勿論なんだけれど、一見演劇とは関係無い部分で魅力を見せるのは、見せられたらとても有効だと思います。

あなたに好意無くして、ファン(客)足り得ない。
そもそも「演技が素敵」だって、その瞬間、好意が生まれているわけです。

「あなただから観に行く」
結局は、身内にとどまらず、それを広げていける人たちが良い役者なのかなぁと漠然と。


さて、遠く脱線しましたが、いや、それも本筋だったんですが。
だから関係者で悪いのは「ただ付き合いで来てる」ですよね。
で、多分、そういう人は楽しみに来ていないから態度が悪い人が多い、から目立つ、なんて?

表面上は違いないんですよね。
関係者だけど、楽しみに観劇に行く人はいますもの。
きっと沢山います。


これは蛇足の思い付きです。
団体によってやり方違うので一概に言えませんが。
こういう関係者割りとかどうでしょう?

関係者割り、正規料金の半額とか、大幅割引き。
但し、見切れ席等の観難い席へ「あらかじめ」ご案内。

要は「関係者しか呼んでないと全く儲からない様にしちゃう」
関係者もちゃんと観たければ通常席を買えばいいんです。
どこまで「その人を観たいか」

ま、観客側の視点としては、真面目に観てない人が邪魔な位置からいなくなってしまえ、という考えの方が強かったりしますが(爆)
マナー守れないなら隔離されてしまえ、みたいな。

ただ、まあリアルにお金が無くて。。
みたいな部分もあるので、ちゃんと観たい人でもそっち利用しちゃいますかね。
(それ自体は別に悪くない、か?)

もう一段脱線すると、Twitterでよく目にする真理をついた様な名言とか苦手だったりします。
最近気が付きました。
RT沢山されてる様なやつ。
ああいうの凄く言い方がうまくて、そりゃ沢山共感を生むよなぁと思うのですが(自分も頷くのですが)、丁寧に考えると真逆の発想が出来ちゃったりするんですよね。
文字数制限を考えれば当たり前なんですが。

あれ、なんだこれ、言いたい事言えてるのか?
「客席には関係者ばかり」これ、確かに自分も思ってた事だけど、その一くくりで終わってしまうとやっぱり乱暴過ぎて、もっと細かく考えた方がいいのだろうな、という発想からなのです。