【観劇】成田アートプロジェクト『このまちで』 | 演劇とか それを取り巻く人たちとか

演劇とか それを取り巻く人たちとか

ほぼ個人的な観劇日記に。
イベント運営+素人の視点で観ている事が多いです。
本番以外の前後も大事!

★ツイッター使い始めてみました。
@mamomya

今日は休みを貰ってもりんぴあこうづへ(最寄:公津の杜駅)
参加者の一人のただファンなんですよね。

成田の地域イベントになりますが、県外からお邪魔してしまいました。
観劇カテゴリで書いていますが、アートイベントになります。

今日のみのホールイベント。
「メモリープレイ」「まち劇」「でるとか、でないとか。」
チラシ等にはそれぞれ別に書かれていましたが、どちらかと言うと三つ合わせて一つの作品の様な感じでした。


「メモリープレイ」
記憶を演じる。
と言うことで、お題の様にお客さん等から想い出を聞いて即興で演じる形。
パタパタと走り出てきて、右往左往してる様が楽しかった。
結構自分は笑いながら観ていたと思う(笑)
「それは何!?」
って言うのもあったりねヽ('ー`)ノ


「まち劇」
映像作品。
ちょっと前にフラッシュモブをしたと聞いていたんだけど、それも観れました。
ストップモーションを使う作品が多かった印象。
一つ一つどうやって作ったんだろう。
テーマを決めてからなのかな?
あおぎ見る、という作品だったかな、そうなるよねー!
って感覚が面白かったです。


「でるとか、でないとか。」
演劇形式。
成田アートプロジェクト「このまちで」
自分たちの街の良いところを考えましょう、と言うような内容を想像していました。
そういう作品になっていてもきっと違和感なく受け入れられたはず。

ただ、地元に対する思いに嘘がない、嘘がないと言うことはかなりシビアな部分がある作品になっていた。
出演者の皆が言っていた言葉はきっと素の自分たちだと思う。
地元から出る、出ないの選択があって、出るを選択する人の方が圧倒的に多くて。

自分はずっと東京だから真には分からない感覚なのかも。
東京に出たい、と言うのは皆思うことなのでしょう。

東京に後ろ楯無く出てくるのは、埋もれてしまう可能性もあると思う。
それこそシビアに言えば、その可能性はきっと高いでしょう。
ただ、地元がある人は強いとも自分は感じます。

地元が嫌い、と言う人もいたけれど、その地元にいた事がその人を形作っているのは間違いなくて、それはきっとどこに行っても埋もれる事のない魅力になるんじゃないかと。

そもそもこの成田アートプロジェクトに参加していると言うこと自体、地元があってこそだものね。
活躍の場が一つそれで増えているのは素晴らしい。


きっと、今住んでいる人が離れたいと思う人ばかりと言うのは、どうにかしなくちゃいけない問題なのだとは思う。
そこに目をそらさずにいるのはとても良いと思った。

例え離れたとしてもその人の糧になっている様な。。
そんな街だと良いですね。


「まちごみアート」「雨のめ」「記憶地図×巨人地図」
ギャラリーの作品も良かった。
「まちごみアート」とか、一つ一つ見てもかなり凝った作品になっていて、それが寄り集まって巨大な一つの作品になっているのは本当に良い。
そして子供たちがその場で地面に絵を描いていたりと良い雰囲気でもあった。

「雨のめ」
映像作品。
これも必見!
街の写真をトレースして絵にして、映像とした作品。
1000枚以上を使ったアニメーションとの事。


これから「ほぐす つながる あそぶ」ダンスワークショップが始まります。
ご高齢のかたも沢山集まってきた!


午後のホールイベントも観たので追記。

言うなればワークショップ形式色が強くて、普通の劇場芝居とジャンルが明らかに違う、と言えるかもしれない。
で、自分はこういう形、結構好きなんだなと。

先ず、活きた表情を観やすい。
心から楽しんでいる時の笑顔、これがとても好き。
暴論かもしれないけど、普通の芝居ではなかなか観れない表情なんじゃないかって。
「演技」で勝とうと思ったらきっと本気で技術を問われると思う。
演技で出せる様にする為のワークショップ、というのが普通の流れだろうけれど。


自分はサマースクールの影響を受けているんですよ。
って伝えられたのは良かった。