【観劇】ナイスコンプレックス『鬼のぬけがら』 | 演劇とか それを取り巻く人たちとか

演劇とか それを取り巻く人たちとか

ほぼ個人的な観劇日記に。
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@mamomya

3.11の話。
主宰のキムラ真さんの体験が元になっている様です。
舞台は手前と奥に別れた二面になっていました。


予想はしていたのですが、重い一撃の作品だった。

序盤が注意深く観ないとこんがらがる可能性があるかもとは思った。
自分はあまり事前情報を入れずに観る方ですが、チラシレベルの粗筋は見ておいたの良かったかも。


実体験が元になっているだろう、だからこそ経験していない者にはウソかホントウか分からない様な。
体験した者にしか分からない、そんな風にも思えたから。

話が大き過ぎてかえって冷静に観る。
もしかしたら感動しないかもしれないという予感が途中でしたのだけれど、それを覆された!

ラストに掛けての部分はとても揺さぶってくれた。
それは例えばボロ泣きする様な類いのものではないのだけれど。
なんだろう、あんまり説明できないのですが。
何かこう、力強さ?



これが正しい感想かどうか分からないし、書くかどうかとても迷ったのですが。
去年ぐらいからこの手の題材の作品で心を打たれるもの何本か出会えています。

それは自分が受け入れられる様になってきたからかもしれない。
少し前は「分かるけれど、そこにとらわれなければ全然別の面白い作品が作れたかもしれないよ」とか思ってた。
東京に住んでいて、現地に特に身内もいない、だとそんなものでした。

今はアレがあったからこそと言える作品があるんだと理解しているつもり。

なんというか、そういう作品にしてしまう人間の力って強い。
そう感じています。