2022年の東京ヤクルトスワローズを振り返る(ポストシーズン編) | まぶたはともだち

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読んだ全ての本、マンガ、映画の感想を書いていきます。
最近はプロ野球もお熱です。

ようやく心と記録の整理がついたので、投稿します。

 

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・JERAクライマックスシリーズ2022

 

 第1ステージを突破してきたのは、DeNAとの薄氷を踏み合うような展開を制した阪神。

 

どん底から這い上がってきた失うもののないチームは土壇場で3位に食い込み、堂々と神宮に乗り込んで来ました。

 

 

これ今観てもハラハラするし、DeNAは代打に藤田じゃなくて大田を使ったらどうなってたんだろ

 

かたやヤクルトは余裕を持って優勝したとはいえ、後半戦は負け越し。

村上も9月に入ってからは不振に苦しみ、案外苦戦するのでは?とする向きもありました。

 

が、終わってみると圧勝。

初戦は初回にオスナが3ランを放ち早くも勝負あり。

第2戦は藤浪から村上が逆転ホームランで王手。

 

 

なんでこれファウルにならないの?

 

第3戦は3点ビハインドの7回に1安打4四死球2タイムリーエラーで一挙5点を奪い大逆転。

 

これ用心棒って神保町のラーメン屋で決着が先か、ラーメンが来るのが先かとハラハラしながら観てた

 

まだそれ言うのかって話ですけど、予祝とか色紙とか言霊とか、スピリチュアルに傾倒する矢野のやり方を一貫して否定してきた自分としては、こういう結果になってホッとした面もあります。

確かにプロスポーツは最後はメンタルがものを言うと思うし、ゲンをかつぐ行為は否定しません。プロ野球の監督なんて何かにすがらないとやっていけないと同情する面もありますが、相手のある勝負ごとでやることじゃないと言いたいです。

 

 

・SMBC日本シリーズ2022

初めてポストシーズン試合を観に行くことが出来ました。

まさかオリックスの胴上げを拝むことになるとは思いませんでした。

 

田口のマリモちゃんパフェ600円

 

 

 

去年もそうだったんですけど、シリーズ中はすさまじいレベルのストレスを感じており、体調がずーっと悪かった。身体が鉛みたいに重かった。

その一方で中嶋監督の胴上げを見ても高津監督との握手を見てもいまいち実感が湧かず、翌日のスポーツ新聞を読んで「ああ……終わったんだな……」と敗北を認めた瞬間、自分の身体が軽くなっていくのが分かりました。そのままドリアン海王みたいに精神が幼児退行するかと思った

 

正直これを書いている今ももう野球は当分観たくないと思ってます。

(侍ジャパンの強化試合も全く見てないです)

 

山本由伸以外は何とかなる、と思っていたのですが、ふたを開けてみると「山本由伸だけ何とかなったけど他はさっぱり」というシリーズでした。

フジテレビ系列での中継が5試合もあったのもあってか、最強のピッチャーvs最強のバッターのほこ×たて対決という煽りも見かけた。ヤラセで終わった番組やんけ

 

山﨑颯一郎はオスナにホームラン打たれてたんでまだいいですけど、宇田川優希のことは今でも顔も見たくないです。っていうかあいつがMVPだろ。第4戦での彼の好リリーフがシリーズの流れをかえてしまいました。

あと吉田正尚すごかったっすね。

プロに入ってから通算3189打数でちょうど300三振と、球界屈指の三振しない打者ではありますが、このシリーズではまさかの三振0。それで長打もあれだけ打てるんだから大したものです。レッドソックスでも頑張ってきてください。

 

すごい対照的だったなと思うのは、オリックスは柔軟な継投や打線の組み換えを実行し、それがはまったのに対して、高津ヤクルトはシーズン同様、とことん選手を信じ抜いた不動の起用に終始したこと。

山田はわずか2安打、村上は5安打ながらもことごとくチャンスで凡退し、マクガフは2試合連続でバントの一塁送球で大暴投……とリプレイ映像を見せられるかのような毎日でした。かつて星野ジャパンを痛烈にバッシングしていたときのことを思い出しました。

もちろん去年はこれがうまくいったわけなのですが。

 

守備のミスはマクガフだけにとどまりません。村上も塩見もここぞという場面で致命的なエラー。

阪神の守備を馬鹿にした罰が当たったものだととらえております。

 

 

Numberによると、高津監督はシリーズ前に「ロースコアの接戦が多くなる」と予想していたとのこと。

分析は当たっていただけに負けたのが余計にしんどい……

 

正直、ワールドカップはいい気分転換になりましたね。 

WBCのチケット2枚当選しましたし(自慢)それまでに特番で村神様をいっぱい拝んで、野球熱を取り戻したいところです。