A.C.に幕を下ろせ!「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」 | まぶたはともだち

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最近はプロ野球もお熱です。

あっ、そういや野原しんのすけの声が代わる直前の回と直後の回、ようやく観ました。

半年も録画を寝かせっぱなしだったのか……。

 

 

・クレヨンしんちゃん #969,970

リリーナ様……いうか野原ひろしの声はもうずっと森川智之で行くんすか?

正直観る度に「おっ、藤原啓治復帰したのか?」と錯覚するくらい声似てますけど……。

新しいしんのすけの声は……正直かなり一生懸命似せてるんだろうな、って感じでした。

 

10月からポケモンが日曜夕方に移動しちゃったんで、今ゴールデンタイムに放送しているアニメってドラえもんとクレヨンしんちゃんだけなんですよね。ビデオリサーチ社のホームページを見たところ、視聴率は7%前後のようですが……うーん、でも移すにしても今度は他局のアニメと競争になっちゃうしな……。

 

 

 

・新機動戦記ガンダムW Endless Waltz

・新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編

「不思議に思いませんか?兵器のないこの平和な世界に、なぜこんな核シェルターが必要なんでしょうか?

フフ……例えるなら歴史と言うのは終わらないワルツのようなものです。

戦争、平和、革命の三拍子がいつまでも続く。ですが、わたしの戴冠式と共に歴史は変わる……!」

 

1996~97年にかけてOVAとして製作されたのち、98年に新作シーンを追加し特別編として劇場公開。

ゲオで間違えてOVA版の方を借りてしまったので、全部見てから特別編を借り直しました。

 

TVシリーズとMSのデザイン変わりすぎだろ、とか、トレーズに7歳の子ども?とか、ヒイロが前方向にバク転しながら草原に寝そべる回想シーンとか、色々気になるところはありましたが、素直に面白かったです。

正装のリリーナ様、凛々しくてかなり好き。このシーン妙に身体が反ってるけど

 

劇中で流れている時間は回想シーンを除くとおそらく3~4日くらいでしょうか。80分にしてはどのキャラクターにもちゃんと見せ場があるし、TVシリーズを踏まえたシーンも多く、楽しませていただきました。もう仮面もつけてないゼクスがまーーた偽名を名乗っているのはちょっと笑いましたが。あれ意味を成してなくない?

女性陣も相変わらず心身がタフです。リリーナ様も相変わらずなんだけどノイン、お前普通の機体でそこまで闘えるか?キャサリンも非軍人なのにか弱いという言葉の対極にいるようなお方でした。っていうかトロワをグーでぶん殴ったりしてたしな。ハハ。

 

やっぱりキャラクターが魅力的なのが大きかったかな。分かりやすくて応援できる感じが。

カトルが宇宙空間に投棄していたガンダムを回収しに行くくだりがまー長いんですけど、全然焦れない。ダブルオーの映画を観たときは、ダブルオークアンタがなかなか出てこないことに業を煮やしていたものですが、全然気にならない。なんでだろ。

 

あと五飛の扱いよな。最終決戦での不完全燃焼を1年以上経ってもまだ引きずっていたし、やはりほかの4人とは一線を画している描写となっていましたが、彼の痛々しいまでのこだわりが、ヒイロたちと相対し、そして民衆が戦場に集まっていく場面を目の当たりにして融解していくシーンは説得力に溢れていて、思わず「お前良かったなあ」とノートパソコンのモニターに語りかけそうになりました。

 

劇場版だと10分ほど長くなっているのですが、書き足されていたのはドロシーが民衆にハッパかけているシーンと、クライマックスのマリーメイヤ軍が武器を捨てて燃やすシーン、あとはエンディングくらいでしょうか。話の流れは分かりやすくなってたけど、武器を持たない民間人が戦場に殺到している!ってなるシーンはなかなかインパクトあったので、一長一短でしょうか。どっちも観て良かったかな。

 

もちろん主題歌「WHITE REFLECTION」挿入歌「LAST INPRESSION」も言わずもがなでした。TVシリーズのそれがあまりにも良すぎる中、明らかに「JUST COMMUNICATION」「RHYTHM EMOTION」を超えた、と言い切れるものを出してきたのは本当にすごい。

 

 

舞台となっているのがA.C.196年のクリスマス前後ということで、この時期に見るにふさわしい作品でした。

これで残るはV、G、X、ターンAか。Gガンダムはdアニメストアにあるんで何とか時間をつくって観たいですね。