・劇場版 のんのんびより ばけーしょん
今更だけど、越谷姉妹の声ってめちゃくちゃ姉妹っぽいよね。
佐倉綾音さんと阿澄佳奈さんの声が似ているかというと「微妙に」「聞き間違えない程度には」なんだけど、二人の掛け合いがシンクロしてるんだよね。奇跡のキャスティングや。
この映画を観たのは9月9日日曜、新潟旅行中のことでした。もう一ヵ月半も前じゃねーか。
T・ジョイ新潟万代でプログラム買うのを忘れたのを今でも後悔しています。
なかなか難しいかもですが、旅行中に観るとめちゃくちゃ感情移入できるのでおすすめです。
入場特典のミニ色紙
予告編を見れば分かるとおり、一行が福引で当てた3泊4日の沖縄旅行に行くというだけの話。
駄菓子屋や富士宮このみも含めてレギュラー・準レギュラー勢ぞろいの9名。兄貴もいるよ!
福引を当ててから現地に行くまでほとんど時間が経ってないような描写になっていますが、よく宿とチケットを確保出来ましたね。あ、だからあんな小さな島の民宿なのか……?
70分のうち、最初の30分くらいは「別に面白くないかも」と思いました。あのアニメは何もない田舎を舞台にしているからこそ際立って輝くのであって、外に行かれてもなあ……というのが正直な印象でした。
でもウラを返すと、すっかり見慣れたキャラクターの新しい一面が見られる機会だったんですよね。ハイになる一穂姉とか民宿の子と仲良くなるなっつんとかが見れて新鮮で、結局は引き込まれていました。
劇中で描かれたのは突飛なことなんて何もない、多分沖縄旅行としてはごく普通の出来事だったと思います。真似しようと思えば誰でもそのままなぞれると思います。
ボクの新潟旅行もオーソドックスでした。見慣れないものを見て、食べて……。でもその1つ1つが確かな思い出でした。
あのアニメに描かれているのはある種の理想郷のようで、現実と通低するものがあったように思えてなりません。
クライマックスで帰宅したれんちょんの「ただいまなのん!」というセリフには、またそれだけで新しい物語が始まったかのような特別な意味が感じられて、小学1年生の彼女がいつか大きくなっても、ずっと思い出としてしまわれておくんだろうということまで思いを馳せてしまいました。
あと、やっぱり主題歌ですよね。オープニングの「あおのらくがき」はすごいしっくり来ました。
まさしくこの映画のための曲です。
翌日、帰りの上越線の中で、これを聴きながら旅行中に撮った写真の整理をしていたら涙をこらえるのに必死になっていました。
思い出をよりいっそう特別なものに昇華してくれたことに、深く感謝したいと思います。