ジャンプ+のコインが溜まりにたまって10000ポイント超えた(1話30ポイント)ので、長めのマンガに挑戦したいです。
第一希望は「テニスの王子様」かな……「DEATH NOTE」とかも良いかもだけど。
・アカギ 〜闇に降り立った天才〜 #29~36
「ククク……悔いはあるまい 自分の人生 命など とるに足らぬモノ……」
そう思って生きてきた男だ それが身上 異才の源
確かにその境地だけはワシを上回る感性……才能……!
最後は裏切らず死ね!ワシが認めた……認めざるを得なかった……アカギらしく……!」
「四副露・三槓子 流石に手品の種も尽きた 限界さ
時は満ちた 安岡さん 引いてくれ 審判の時だ……!」
長かった…。
確かアニメを観たのが2012年、近代麻雀の立ち読みを読み始めたのが2013年、大学三年生の夏くらいの頃でした。 当時は鷲巣麻雀六回戦・南三局の終盤。ワシズ様がどの牌を切るか切らないかで一手につき3ヶ月・50ページ以上平気でかけている状態で、あまりの展開の遅さに本屋で立ち読みしながら気を失いそうになったものです。
結局ワシズ様は海底ロンでアカギにマンガンを振り込み、800cc(累計1900cc)の採血。致死量スレスレに到達しこのまま終わるのか…?と思いきや、皆さんもご存知の通り地獄で鬼退治をする超展開になだれ込み、1年かけて奇跡の復活。黒服たちが本気でワシズ様を慕って感動しまくる描写に対しても、もう全部尺稼ぎにしか見えなくて苦笑いがこみ上げてくるばかりでした。
そこから更にオーラスの配牌を並べるのにまた1年を費やし、この辺でボクは立ち読みを止めてしまいました。ムダヅモも終わったしね、最近ようやく復活したけど。
オーラスは鷲巣様が国士無双イーシャンテン、アカギが清一イーシャンテンと、お互い極端な好形で始まったため、比較的あっさり終わりました。それでも現実時間で3年かかりました。国士の目を潰された鷲巣様が早々に手変わりし、アカギを追い詰めていく過程はドキドキさせられました。
鷲巣との対局自体は35巻で終了し、36巻はエピローグ、3年後のアカギが金沢の賭場で治と過ごす様が描かれています。正直長いこと鷲巣のモノローグを延々と読まされていたので、一般ピープルである治とのやり取りの中でアカギの異端さを久々に垣間見ることが出来て良かった。文句なしのエンディングでした。
しかし現在こみ上げてくるのは、作者に対する労いや感謝ではなく、やっぱりとにかく「展開が遅すぎた」という憤りです。好きで読んでイライラするたあ自分でもどうかしてると思いますけど。 そりゃ近代麻雀だってこのマンガがなくなったら売り上げに相当響くでしょうし、ワシズより強くて魅力的な敵を描くことなんて無理だから引き伸ばさざるを得なかったんでしょうけど、いくらなんでも限度がある。
カイジとかも大概ですけど、あっちはまだ週刊連載なだけマシ。月刊連載で何の起伏もなく、ワシズ様があーでもないこうでもない、って言ってるだけでページが尽きて、はいまた来月っていうのが際限なく繰り返されて……。この薄さを食べ物で例えるなら、おかゆの上澄みをすくった「おもゆ」と言ったところでしょうか。盲腸の手術をした人とかが最初に食べられるアレです。
鷲巣編が始まったのって確か8巻くらいですよね。どんなに引っ張っても20巻が限度だったんじゃないでしょうか。 ドラマ版は完結編をつくったそうですが、アニメの方も日本テレビによろしくお願いしたいところです。 トネガワが終わったあとに続けてやれば良いんじゃない?
アカギ 36―闇に降り立った天才 (近代麻雀コミックス)
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