HAPPY婚応援団長のマミィです。
忘れられない恋のシリーズ第3弾「平野紫耀(しょう)物語」
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平野紫耀(彼のあだ名)が1週間に1回くるレッスンの日は私にとって恐怖でした。
また、何か上から目線な感じで言われるのかな
何を話せばいいのか分からないな
オレオレ系の男性って本当に苦手だな
そんな気持ちが私の心を埋め尽くす・・。
ただ、実際、彼とのレッスン中に、彼が私に対して何か罵倒するとか、私のことを悪く言うとかは一切なかったです。
彼は、ひたすら、歌上達のために、私が伝えることをレッスン中は頑張って行っていました。
雑談中に、私のことを「あんた」呼ばわりするのが気になったくらい。。
紫耀とのレッスンが始まって、ちょうど1ヶ月くらい経った時に事件は起こりました。
紫耀「あんたさ、何歳?」
私「女性に年齢聞く時は、自分から名乗るのが礼儀よ。」
彼はいつもド直球で私に向かってくるので、他の生徒さんとは違って、本音で彼に話せるのは心地よかったです。
紫耀「オレは27歳。あんたは、多分、34歳だろ。」
ビンゴ!と言いたい気持ちをぐっとこらえて、
私「32歳よ。」(2歳サバ読み。女の見栄)
年齢だけは、本当のことは言えませんでしたが。。
紫耀「なんで、ボイストレーナーになろうと思ったの?」
私「歌手だけだと食べていけないからよ。あなたはなんでモデルをやってるの?」
紫耀「1回、就職したんだけど、25歳の時に親友が亡くなって。その時に、人生一回きりだから、自分の本当にしたいことをやろうと思ったんだ。だから、この世界のトップになるつもりで頑張ってるんだ。周りから歌や芝居を求められたらやる。全力で。モデルとしての地位を確立しながら、歌も芝居も1番になりたい。」
人生一回きりだから、自分の本当にしたいことをやる。
ああ、この人、全力で生きているんだ。
と、彼の思いに感動していた時に、
ドンドンドン
レッスンルームの扉が激しく叩かれ、急いで開けると、
真っ青な顔した新人講師が立っていました。
「校長、すみません。ここのトップを出せって生徒さんがおっしゃってて。」
理由を聞くと、
レッスン料金のお支払いをお願いしたところ、生徒さんが「こんなレッスンに金を払えねえ。」と憤り、トップを出せの一点張りになったのだそう。
ふと、受付を見ると、
ふてぶてしい顔をした40代くらいの男性が腕組みをして椅子に座っている。
あっちゃーーー
完全に怒ってるな。あの男性。
泣き崩れる新人をなだめて、私は紫耀に
「ごめんね。ちょっとトラブルみたいで。レッスン時間延長するから、一人で自主練習してもらっていいかな。」
と伝えて、急いでふてぶてしい顔の男性の元に向かいました。
「○○(新人の名前)から話は聞きました。ただ、こちらとしまして、一度レッスンをされているので、その分のレッスン料はいただくのがルールとなっており、以前お渡しした同意書にも書かれてあったかと思うのですが、、。」
「そんなの見てねえし、払いたくねえ!ただ、どうしても払って欲しいんだったら、きさまが今、ここで、土下座しろ!」
はん????
きさま??
土下座??
フツフツと込み上げる怒り。。
ただ、新人も私を見ている
受付の子も私を見ている
私はここのトップ。
他の生徒さんにご迷惑をかける前に、この場をおさめなければ。。
土下座をしようと、片膝をついた瞬間、
「大の大人男性がさ、女性相手に何してんの?」
振り向くと、紫耀が立っていました。
→④につづく
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