広報誌MAMMY LIFE
～ブログ版 第210号～
小児科医の水上です。
当院の小児科外来についてご紹介します。
これまで健診や予防接種をメインに外来診療を行なってきましたが、2023年10月より小児科一般外来がスタートしたことで更に幅広い診療が可能となりました。
当院で出生されたお子さんの「生まれた瞬間からのかかりつけ医」を目指し、新生児診察、発達フォロー、育児相談、病児診療等、当院だからこそできる小児医療を提供しています。
それでは新しく始まった一般外来を中心に、当院の小児科外来の特徴についてお伝えします。
1. 一般外来は感染症診療がメインです
当院の一般外来は感染症診療がメインです。
感染症（発熱、咳鼻水、のどの痛み、下痢嘔吐、ゼーゼー）などを一般外来の時間帯で診療し、感染症以外（成長発育、湿疹、便秘、頭痛等）はフォローアップ外来で診療します。
当院は産婦人科病院であり、新生児も多く受診することから来院目的により時間帯を完全に分けることで、院内での感染を防ぐ工夫をしています。
外来スペースが限られており、待合室や診察室の空間を分けることができませんので、感染症以外の症状の方は、一般外来の時間帯を避けていただきますようお願いします。
お困りの症状が、感染症かどうか判断が難しい場合は事前にお電話でご相談ください。
なお、ご予約の段階で時間帯の変更が望ましいと考えられる場合は、こちらからご連絡させていただくこともあります。
2. 完全予約制、WEB予約が可能です
小児科外来は一般外来も含めて全て完全予約制ですので、少ない待ち時間で診察が可能です。予約はインターネットで受け付けています。当日予約も枠に空きがあれば可能です。予防接種やフォローアップ外来、健診の時間帯に感染症の患者さんが来ることがないので、病院で他の病気をもらう心配もありません。
3. 育児相談や授乳相談も受け付けています
フォローアップ外来では毎日の育児の困りごとや授乳相談も受け付けています。診察し授乳状況をより詳しく見る必要があると判断した場合は、にこにこ相談室（2,000円）の受診をお勧めしています。授乳がうまくいかない、ずっと泣いている、なかなか寝てくれない、抱っこがしづらい、向き癖が気になる、離乳食の相談をしたい、、、などちょっとしたご心配にもきちんと診察し対応しますのでお気軽にフォローアップ外来を受診してください。
4. 発達フォロー、発達相談も受け付けています。
子どもは生後ダイナミックに成長します。発達段階には順番と適切な時期があります。
動くものを目で追うようになり、首がすわり、寝返りをしてハイハイをする、、等、その時期に適切な発達をしているか小児科医の目で評価し、良い発達を促すようなアドバイスが可能です。必要に応じて他の医療機関にご紹介することもあります。また、集団生活開始後のお子さんの発達相談も受け付けています。いつでもご相談ください。
当院は産科病院なので、お子さんを診察するのと同時にお母さんの悩みや相談にも寄り添えることが強みだと思います。病気のあるなしに関わらず、生まれたお子さんとご家族に寄り添ってサポートすることを目指してスタッフ一同日々診療にあたっています。
何か困ったことがあったら、「マタニティ小児科で相談しよう」と一番に思い浮かべてもらえるように今後も頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
