型紙

MMZ-74 MINI LUCY(ミニルーシー)L字ファスナー開き ハーフウォレット型紙・ミニウォレット・財布型紙

 

 

素材について

表地:ブロード、シーチング、タナローン等の薄手の素材

裏地:シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地

 

サイズ

・タテ: 10cm

・ヨコ: 10.5cm

・厚み: 1.5cm

 

材料

・表地 110cm幅 0.2M

・裏地 110cm幅 0.3M

・テキソン0.4mm(ウェブロン・ボンテックス) 112cm幅 0.1M 

・ウレタン2mm厚 100cm幅 0.15M

・ファスナー25cm 1本

・直径8mmカシメ 1組

・ナスカン15mm 1個

・マルカン10mm 1個

・ボンド ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト クリヤー

・目玉クリップ

 

サンプルに使用した生地

表地

○WEDGWOOD RENAISSANCE weave-2

〇FLORET LONDON クロス ターコイズ アリスズ・ガーデン リバティプリント

〇アニエスベー メンズ イージーケアプリントハンカチ

 

裏地

〇レーヨンシャンタンブラック

〇レーヨンシャンタンベージュ

〇レーヨンシャンタンライトグレー

 

 

サンプルに使用した副資材

〇ファスナー30cm

〇テキソン0.4ミリ(ウェブロン、ボンテックス)芯地

〇トリコット付きウレタンフォーム2mm厚

〇ナスカン 内径 15mm

〇直径10mmリングカン

〇直径8mmカシメ

〇サンコッコー 接着芯地 ストレッチ 薄手 

(リバティーの生地のみ薄手の接着芯を貼っています。)

〇ボンド ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト クリヤー 25ml 

(お財布1点製作に1本使用します)

〇目玉クリップ(100円ショップでも購入できます)

 

●テキソン(ウェブロン・ボンテックス)は天然ゴムや合成ゴムを染みこませた含浸紙芯です。

 

●本体開閉用のファスナーですが一番適当な長さは25cmです。

サンプルは30cmのファスナーをカットして作っています。カットして使用する方法はレシピに記載していますが

購入店にてファスナー詰めが出来る場合は25cmに詰めて頂いた方が良いです。

 

●ボンドは生地の風合いに合い、接着可能なものであれば他の種類でも可です。

ボンド 裁ほう上手 スティック もご使用頂けます。

 

1.裁断をする

①表地を裁断します。

リバティタナローンの生地はとても薄い生地なので薄手の接着芯を貼りました。

ブロード程度の透けない生地は接着芯は不要です。

 

②裏地を裁断します。

 

③ウレタンを裁断します。

 

④ボンテックスを裁断します。型紙通り正確にカットして下さい。

 

⑤今回使用する副資材です。持ち手タブを付けない場合はナスカン、リングカン、カシメは不要です。

ファスナーは予め購入店にて指定寸法に詰めて下さい。

ショップにて詰める事が出来ない場合は下記の方法でファスナーをカットして下さい。

 

↑30㎝のファスナーを25㎝に詰めたい場合の方法です。

ファスナー止まりを糸で5重にかがります。その後ボンドを止まりに塗り糸を固めます。

 

止まりから1㎝程度生地を残してカットします。

金属ファスナーをカットする時はニッパー等を使用してカットして下さい。

 

↑今回サンプル製作に使用したボンドです。ソフトに仕上がるタイプがおすすめです。

ボンド 裁ほう上手 スティック もご使用頂けます。生地の風合いに合わせてボンド選びをしてください。

 

↑目玉クリップは面で生地を止める事が出来るので接着時とても便利です。

 

⑥型紙のノッチ(合い印)に切り込みを入れます。ノッチ(切り込み)は3㎜程度入れます。

 

⑦型紙内の断ち切り(縫代なしの部分)になっているところはノッチ(切り込み)を入れず

チャコペンで印を入れて下さい。

 

⑧「内布」の矢羽根(赤線)に切り込みを入れます。

 

2.内布を作る

①「内当布」の縫代を二つ折りしアイロンで押さえます。端から3mmの所にステッチをかけます。

 

 

②「内当布」を半分に折りアイロンで押さえます。

 

③「内当布」を開きボンドを薄めに塗ります。

 

④「内当布」を「内布」の付け位置に挟み接着します。

※サンプルで使用したボンドは半乾きの状態で接着するタイプなので塗布後1~2分程度放置してから接着しています。

 

⑤カードポケットを型紙内の線通りに「山折り」「谷折り」しアイロンで押さえます。

 

↑カードポケットの断面はこのようになっています。

 

↑カードポケットの仕組みをInstagramでポストしているのでご覧ください。

 

⑥ポケットの両端にステッチをかけポケット位置がずれないようにを固定します。

 

⑦反対側のポケットも同じように縫います。

※ポケットは必ずお互いが反転したものを作って下さい。同方向のポケットを作らないように注意して下さい。

 

⑧ポケットの上端を基点に中表に合わせ縫代がついている側をはぎ合せます。

 

⑨縫代を5mmにカットします。角は写真のように三角にカットして下さい。

縫代をカットする事でポケット周りをスッキリとお仕立て頂けます。

 

⑩ポケットを表に返しアイロンで形を整えます。

角は目打ちなどの先が尖っているもので押し出すと綺麗な角が出せます。

 

⑪反対側も同じように作ります。

 

⑫「カードポケット」を「内布」の付け位置に据え周囲をステッチ押さえします。

※「カードポケット」と「内布」の裁ち端同士を正確に合わせて下さい。

 

⑬小丸の部分を残し直線縫代を出来上がりにアイロンで折ります。

 

⑭ボンテックスを出来上がり線にの位置に据えます。裁ち端側をクリップでとめます。

 

⑮矢羽根にカットした部分を上の写真のように折ります。

 

⑯ボンドを薄く塗り接着します。

 

⑰直線部分にボンドを塗ります。ボンドは縫代幅内に塗ります。

 

⑱小丸の部分を残して出来上がり線で折り接着します。接着した部分をクリップで固定して乾燥させます。

 

⑲小丸の部分にボンドを薄くぬります。

目打ちを使用して細かくギャザーを寄せるようにカーブラインを作っていきます。

周囲を折る際はボンテックスの形に合わせて正確に形を出して下さい。

この部分を正確に作る事で仕上がりに差がでます。

 

 
 
 
 
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☺︎☺︎☺︎ 今回のウォレット型紙は 接着芯を使わず #ボンテックス という紙芯を使用しています。 〈ボンテックスは紙に樹脂を染み込ませたバッグやお財布などに使う専用の芯です〉 ・ ボンテックスかなりいい仕事をしてくれます👍🏻 そしてとても扱いやすいです🙌🏻 ・ 動画は丸くなっているヘリの部分の作り方です。 ・ ボンドを半乾きにさせた状態から 目打ちで生地をギャザーのように寄せて 小丸を出していきます。 ・ ボンテックスのおかげで 形がしっかり決まり 表地と裏地を合わせてステッチ押さえする際に 脱線せずにステッチできます✌🏻✨ ・ ・ ・ ‪#型紙 #パターン #handmade #ソーイング #洋裁 #ハンドメイド #手作り #ミシン #ミシン部 #ちくちく #mammyjewelbox #マミージュエルボックス #バッグ #バッグ型紙 #ポシェット型紙 #リメイク #リメイクバッグ #トートバッグ #トートバッグ型紙 #ショルダーバッグ #ショルダー #ハンドメイド好きさんと繋がりたい #洋裁好きさんと繋がりたい #財布 #財布型紙 #ウォレット #ウォレット型紙 #長財布 #コインケース

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↑小丸の作り方の動画をInstagramでポストしているので参考にされて下さい。

 

 

 

 

表側からみるとこんな感じに仕上がります。

 

⑳周囲をクリップでとめ乾燥させます。完全に乾燥させて下さい。

ボンドの種類にもよりますが24時間この状態で乾燥させる事をお勧め致します。

 

3.内ポケットを作る

①表地と裏地の「内ポケット」を中表に合わせ上下のラインを出来あがり線で縫います。

 

②縫代を5mmにカットします。

縫代を細くカットする事でスッキリを仕立てる事が出来ます。

 

③「内ポケット」を表に返します。接ぎ目を突き合わせに合わせアイロンで押さえます。

 

④両端からボンテックスを差し込みます。

※ボンテックスは「内ポケット」より若干小さくパターンを作っています。

差し込んだ時ピッタリフィットするようになっています。

生地の厚みの関係でボンテックスが入らないようであればボンテックスの幅を1~2mmカットして調節して下さい。

 

⑤ボンテックスを型紙内の配置通り入れます(白線)。配置は中心に隙間があくようになっています。

上端に2mmステッチをかけます。この時ボンテックスにもステッチがかかります。

 

⑥「内ポケット」を中心で半分に折ります。下端にステッチをかけます。

 

上端がポケット口になり、下端がポケット底になります。

 

4.脇布を縫う

①表地と裏地の「脇布1」を中表に合わせ上端と下端を縫います。

 

②「脇布1」を表に返します。縫い目を突き合わせにしてアイロンで押さえます。

 

③上端に2mmステッチをかけます。

 

④表地の端を三つ折りしアイロンで押さえます。

 

⑤表地と裏地の「脇布2」を中表に合わせ上端と下端を縫います。

 

⑥「脇布2」を表に返し、縫い目を突き合わせにしてアイロンで押さえます。

上端に2mmステッチをかけます。

 

4.表面パーツを作る

①「正面布」と「背面布」を中表に合わせパーツをはぎ合せます。

 

②縫代を「背面布」側に倒してアイロンをかけます。

 

③「背面布」側の縫い目のきわに2mmステッチをかけます。

 

④角を額縁始末します。上の写真のように中表に折り、縫代を5mmで縫います。

 

⑤反対側も同じように縫います。

 

⑥角を上の写真のように開き、縫代を片側に倒してアイロンをかけます。

角は目打ちなどの先が尖っているもので押し出すと綺麗な角が出せます。

反対側の額縁も同じように作ります。

 

 

⑦小丸の部分を残し直線縫代を出来上がりにアイロンで折ります。

 

⑧ウレタンをはめ込みます。

※ウレタンは出来上がりより若干小さく設計しています。パターン内のウレタン据え位置を確認してください。

 

⑨ボンテックスを出来上がり線にの位置に据えます。

 

⑩直線部分にボンドを塗ります。ボンドは縫代幅内に塗ります。

 

⑪ボンドを塗った部分を接着しクリップで固定して乾燥させます。

 

⑫小丸の部分を残して出来上がり線で折り接着します。

 

⑬小丸の部分にボンドを薄くぬります。目打ちを使用して細かくギャザーを寄せるようにカーブラインを作っていきます。周囲を折る際はボンテックスの形に合わせて正確に形を出して下さい。この部分を正確に作る事で仕上がりに差がでます。

 

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