型紙
MMZ-73 LUCY（ルーシー）L字ファスナー開き ロングウォレット型紙 長財布型紙
素材について
表地：ブロード、シーチング、タナローン等の薄手の素材
裏地：シーチング ブロード、ナイロン、レーヨンシャンタン等の薄手の生地
サイズ
・タテ： 10cm
・ヨコ： 20cm
・厚み：1.5cm
材料
・表地 110cm幅 0.3M
・裏地 110cm幅 0.5M
・テキソン（ウェブロン・ボンテックス）0.4mm 112cm幅 0.2M
・ウレタン2mm厚 100cm幅 0.2M
・ファスナー35cm 1本
・ポケット用ファスナー 16cm 1本
・直径8mmカシメ 1組
・ナスカン15mm 1個
・マルカン10mm 1個
・ボンド ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト クリヤー
・目玉クリップ
サンプルに使用した生地
表地
〇FLORET LONDON クロス ターコイズ アリスズ・ガーデン リバティプリント
〇FLORET LONDON リバティプリント クロス スモール・ペインターズ・メドウ ネイビー
裏地
サンプルに使用した副資材
〇サンコッコー 接着芯地 ストレッチ 薄手 （リバティーの生地のみ薄手の接着芯を貼っています。）
〇ボンド ウルトラ多用途S・U プレミアムソフト クリヤー 25ml （お財布1点製作に1本使用します）
〇目玉クリップ（100円ショップでも購入できます）
●テキソン（ウェブロン・ボンテックス）は天然ゴムや合成ゴムを染みこませた含浸紙芯です。
●本体開閉用のファスナーですが一番適当な長さは35cmです。
サンプルは40cmのファスナーをカットして作っています。カットして使用する方法はレシピに記載していますが
購入店にてファスナー詰めが出来る場合は35cmに詰めて頂いた方が良いです。
●ボンドは生地の風合いに合い、接着可能なものであれば他の種類でも可です。
ボンド 裁ほう上手 スティック もご使用
1.裁断をする
①表地を裁断します。
リバティタナローンの生地はとても薄い生地なので薄手の接着芯を貼りました。
ブロード程度の透けない生地は接着芯は不要です。
②裏地を裁断します。
③ボンテックスを裁断します。型紙通り正確にカットして下さい。
④ウレタンを裁断します。
⑤今回使用する副資材です。持ち手タブを付けない場合はナスカン、リングカン、カシメは不要です。
ファスナーは予め購入店にて指定寸法に詰めて下さい。
ショップにて詰める事が出来ない場合は下記の方法でファスナーをカットして下さい。
↑40㎝のファスナーを35㎝に詰めたい場合の方法です。
ファスナー止まりを糸で5重にかがります。その後ボンドを止まりに塗り糸を固めます。
止まりから1㎝程度生地を残してカットします。
金属ファスナーをカットする時はニッパー等を使用してカットして下さい。
↑今回サンプル製作に使用したボンドです。ソフトに仕上がるタイプがおすすめです。
ボンド 裁ほう上手 スティック もご使用頂けます。生地の風合いに合わせてボンド選びをしてください。
↑目玉クリップは面で生地を止める事が出来るので接着時とても便利です。
⑥型紙のノッチ（合い印）に切り込みを入れます。ノッチ（切り込み）は３㎜程度入れます。
⑦型紙内の断ち切り（縫代なしの部分）になっているところはノッチ（切り込み）を入れず、チャコペンで印を入れて下さい。
⑧「内布」の矢羽根（赤線）に切り込みを入れます。
2.内布を作る
①「内当布」の縫代を二つ折りしアイロンで押さえます。端から3mmの所にステッチをかけます。
②「内当布」を半分に折りアイロンで押さえます。
③「内当布」を開きボンドを薄めに塗ります。
④「内当布」を「内布」の付け位置に挟み接着します。
※サンプルで使用したボンドは半乾きの状態で接着するタイプなので塗布後1～2分程度放置してから接着しています。
⑤カードポケットを型紙内の線通りに「山折り」「谷折り」しアイロンで押さえます。
↑カードポケットの断面はこのようになっています。
↑カードポケットの仕組みをInstagramでポストしているのでご覧ください。
⑥「裁ち切側のポケット端」と「仕切りステッチ」をかけポケットのヒダを押さえます。
⑦反対側のポケットも同じように縫います。
※ポケットは必ずお互いが反転したものを作って下さい。同方向のポケットを作らないように注意して下さい。
⑧ポケットの上端を基点に中表に合わせ縫代がついている側をはぎ合せます。
⑨縫代を5mmにカットします。角は写真のように三角にカットして下さい。
縫代をカットする事でポケット周りをスッキリとお仕立て頂けます。
⑩ポケットを表に返しアイロンで形を整えます。
角は目打ちなどの先が尖っているもので押し出すと綺麗な角が出せます。
⑪反対側も同じように作ります。
⑫「カードポケット」を「内布」の付け位置に据え周囲をステッチ押さえします。
※「カードポケット」と「内布」の裁ち端同士を正確に合わせて下さい。
⑬小丸の部分を残し直線縫代を出来上がりにアイロンで折ります。
矢羽根にカットした部分を上の写真のように折ります。
⑭ボンテックスを出来上がり線位置に据えます。裁ち端側をクリップでとめます。
矢羽根の部分にボンドを薄く塗り接着します。
⑮直線部分にボンドを塗ります。ボンドは縫代幅内に塗ります。
⑯小丸の部分を残して出来上がり線で折り接着します。接着した部分をクリップで固定して乾燥させます。
⑰小丸の部分にボンドを薄くぬります。
目打ちを使用して細かくギャザーを寄せるようにカーブラインを作っていきます。
周囲を折る際はボンテックスの形に合わせて正確に形を出して下さい。
この部分を正確に作る事で仕上がりに差がでます。
⑱反対側も同じように始末します。
⑲周囲をクリップでとめ乾燥させます。完全に乾燥させて下さい。
ボンドの種類にもよりますが24時間この状態で乾燥させる事をお勧め致します。
3.背面ポケットを作る
①ファスナー止りの布部分を裏側に折り返しステッチ押さえします。
②「ファスナータブ」をアイロンで四つ折りします。
③背面ポケット用のファスナー（16㎝）と「ファスナータブ」を中表に合わせファスナー止まりを上の写真のように縫います。
④縫い目から5mmの縫代の残してカットします。
⑤「ファスナータブ」で縫代を包みます。端から2mmの所にステッチ押さえします。
⑥ファスナーを「背面ポケット」の付け位置に据えます。
⑦ファスナーを挟み「背面ポケット・手前側」表地と裏地を中表に合わせます。端から端まで縫います。
⑧表に返し縫代を「背面ポケット」側に倒しアイロンで押さえます。
⑨裏地側も同じように「背面ポケット」側に倒してアイロンをかけます。
⑩端から2mmの所にファスナー押さえステッチをかけます。
⑪タック線で折りアイロンで押さえます。
※タック線の位置は型紙でご確認下さい。
⑫端から2mmの所をステッチ押さえします。
⑬タックの奥ヒダを折りアイロンで押さえます。
※タック線の位置は型紙でご確認下さい。
⑭ウレタンを差し込みます。
※ウレタンは出来上がりより若干小さく設計しています。パターン内のウレタン据え位置を確認してください。
⑮右脇と下端をステッチ押さえし「表地」「裏地」「ウレタン」を固定します。
⑯「背面ポケット・奥側」のファスナー付け側を出来上がりに二つ折りします。
「背面布」の下端と揃えて2枚を重ねます。
⑰「背面ポケット・手前側」を裏地側に見ながら、「背面ポケット・奥側」にファスナーを挟みます。
端から端まで2mmのステッチ押さえをします。
⑱ウレタンを「背面布」と「背面ポケット・奥側」の間に入れます。
⑲「背面ポケット」の周囲にステッチをかけ「背面布」に固定します。
4.表面パーツを作る
①「正面布」と「背面布」を中表に合わせパーツをはぎ合せます。
②縫代を「正面布」側に倒してアイロンをかけます。
「正面布」側の縫い目のきわに2mmステッチをかけます。
③角を額縁始末します。上の写真のように中表に折り、縫代を5mmで縫います。
④反対側も同じように縫います。
⑥角を上の写真のように開き、縫代を片側に倒してアイロンをかけます。
角は目打ちなどの先が尖っているもので押し出すと綺麗な角が出せます。
反対側の額縁も同じように作ります。
⑦小丸の部分を残し直線縫代を出来上がりにアイロンで折ります。
⑧ウレタンをはめ込みます。
※ウレタンは出来上がりより若干小さく設計しています。パターン内のウレタン据え位置を確認してください。
⑨ボンテックスを出来上がり線に据えます。
⑩小丸の部分を残して出来上がり線で折り接着します。ボンドは縫代幅内に塗ります。
ボンドを塗った部分を接着しクリップで固定して乾燥させます。
⑪小丸の部分にボンドを薄くぬります。
目打ちを使用して細かくギャザーを寄せるようにカーブラインを作っていきます。
周囲を折る際はボンテックスの形に合わせて正確に形を出して下さい。
この部分を正確に作る事で仕上がりに差がでます。
⑫周囲をクリップでとめ乾燥させます。完全に乾燥させて下さい。
ボンドの種類にもよりますが24時間この状態で乾燥させる事をお勧め致します。
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