2016/2/14 St.Valentine's Day
東京に春一番が吹いた日曜日。

NHK「ダーウィンが来た!」は
スローロリス。

インドネシアジャワ島の西部の標高1500mの山に暮らす
スローロリス。
名前の“リス”が勘違いさせそうになりますが、サルの仲間。

スローロリスの動きはとにかくスロー。
移動もスロー。
ジャンプすればいいのに。。と思うんだけど、
ゆっくりとしか動けず、
一生のほとんどを樹の上で過ごし、
手足も樹上生活対応して進化済み。
ゆっくりだけど、木から落ちずに縦横無尽に動ける身体能力があります。

移動はともかくとして
狩りはそのゆっくりさんで大丈夫?
と思ったら、
これが大丈夫なんですねえ。
視力もいい大きな目で虫を狙い、捕食。

昆虫は動体視力が優れている代わりに
静止しているものは見にくく
夜もほとんど見えない。
なので、
ゆーーーっくりと夜に近づくスローロリスからは
逃げられないそうです。

スローロリスは
枝で寝てる鳥さえも捕食しちゃいます(゚ロ゚)

ゆっくりが武器となる捕食の方法はわかりましたが
天敵から身を護るのにはそのゆっくりさは決定的な弱点となるのでは?
と思いきや。

山猫に狙われたスローロリス。

なぜか山猫は近づいたものの襲うことなく立ち去り、
スローロリスは悠々と逃げました。

前足の内側から液体を分泌して
敵を遠ざけるそうです(゚ロ゚)

毛繕いのときに分泌液を口に含んで唾液にまぜて毒をつくり
それを全身に塗ってるそうです(゚ロ゚)(゚ロ゚)
その毒は体につく寄生虫も防ぐとか。
なんて有効な武器なんでしょう。

ジャワ島に住む現地の方が
毒蛇よりも恐ろしい、というのは
その口の中で作り出す毒。

スローロリスに咬まれて
命を落としてしまった例もあるそうで (゚ロ゚)(゚ロ゚)

サルの中でも毒をもつのは
このスローロリスだけだそうです。

自分の口のなかで作り出す毒は
自分で飲み込んでも分解されてしまうので
問題なし。
毒蛇の毒と同じ理屈ですね。

スローロリスは
ジャワ島の森の開発が進むことと
ペットとして取引されるための密猟もあって
絶滅危惧種に(>_<)

山林の開発については
単純な問題ではないけれど、
密猟は買う側の人間のモラルが大きい問題だと思うので
なんとかその存在がなくなればいいのに、と思います。

上野動物園にもスローロリスはいたよなあ。
久しぶりに見に行きたいなあ。
今年は申年だからイベントにFeaturingされてたりするかしら?
(Featuringっていってもその方法は思いつかないけれど(^^ゞ)