被災者＝助けなきゃいけない人ではない。

被災者＝助けなきゃいけない人じゃない。ただ大丈夫と信じて見守るだけでいい。それを教えてくれた、熊本に暮らす母。　たくましきアラ70’sの母。( *´艸｀)

さきほど、水道も回復して（あーよかったー）気持ちも上がってきたらしく、電話で話していたら、

私：何か困っていることはない？

母：ない。

私：えっないの・・・

母：あらっまた揺れてるーーーうふふふ( *´艸｀) 　　どうせ揺れるなら楽しまなきゃね。　　　　　　ご近所さんとも助け合いで、　　親交も深まって、よかったですねーって話してるのよ。　　　　　　水道もでるし、冷食もあるし、　　今日は天気もよかったし、　　お母さんだいじょうぶよ。　　　　あーでも甘いモノ食べたいわねー。　　ケーキとか買ってきてくれない？　　こっち来るならー。　私：　け、ケーキですね、か、かしこまりましたー（笑）

さすがでございます。ド後者の母上様。これ私に心配かけまいと強がっているわけじゃなくて、（ちょっとはあるかな？）でも、ホントにそう思っているのだとおもう。今日の午後、連絡が来たときは、荒れたお部屋のお片付けで疲れたって言ってたから、ちょっと心配していたけど、それも、 6階の部屋から下までエレベーターなしで何往復もゴミ出ししたからだったらしく、まぁ疲れるわな、それは。ふつーに疲れるわな、それは。で、疲れて昼寝してたら、ご機嫌も水道も回復してたわ、ラッキー❤ もういつ来てもだいじょうぶよって。わたしを迎える準備も万端のご様子(´ω｀*) ともかく、エネルギーが軽い。見習いたい、恐るべき生命力です( *´艸｀) 避難所生活をしているわけではなく、自宅で暮らせているから、たすけてくれる親族が近くにいるから、たまたまライフラインの復旧が早かったから、大した被害がなかったから・・・自分の状況がどうあっても、恵まれていても、そうでなくても、下を向きたい人は下を向くんだ。被害が少なくて、申し訳ない。電気もガスも水道も普通に使える日常に罪悪感。いやいやいや、それいらないよ、マジで。

わたしより辛い人がいるから、わたしよりひどい状況でも頑張っているから、

わたしも我慢

しなくていい！！！！

わたしも ふんばらなくていい！！

あの人が大変なのとわたしの気持ちを分けて考えていいの。あの人が大変だからって、わたしが一緒に悲しい顔しなくていいの。自分の気持ちを最優先にしていいの。

もちろんがんばっているみんなふんばっているみんなの姿が自分のエネルギーになる人もいるから、

それはそれでエネルギーを循環させたらいいし、

ひとりひとり、自分の日常を生きる。その中で自分ができることやりたいことを見つめていく。

余震もまだまだ続いているし、不安もあるだろうけど、できるだけ「今」にフォーカスしていく。自分に集中してみる。

そんなことを思いながら、母が今こうやって、笑っていてくれること。それがわたしのしあわせだなって、そんなことを感じた夜です。

命を落とされた方、孤立化して支援が届かない方、被害が大きい地域で不自由な生活を余技なくされている方もほんとうに、たくさんいらっしゃいます。それが、今の熊本の現実でもあります。一日も早く、ゆくっりと安心して眠りにつける日常が戻ってくることを祈っています。その一歩として、この度の熊本の地震の義援金活動として、

いかりんと
ご一緒にオープンカウンセリングを
開催します。