昨日は、東京司法書士会の「自死問題相談会事前研修会」に参加しました。
講師は臨床心理士・精神保健福祉士の福田潤也さん。
「自死問題」の研修ではありましたが、
精神疾患の症状や特徴、精神疾患の患者への対応の仕方など
成年後見の業務にもとても役に立つ内容でした。
成年後見というと、認知症の高齢者の方がまず思い浮かぶと思いますが
統合失調症などの精神疾患の方の後見人に就任するケースもあります。
実際に私も、精神疾患の方の後見人や監督人を担当しています。
精神疾患の方とのコミュニケーションは、認知症の高齢者の方とはまた違った難しさがあります。
昨日の講義のなかで印象に残ったのは、統合失調症の患者の方の妄想については、それを聞いた人が妄想に話を合わせてあげるとかえって妄想が深まってしまうので、さらりと受け流すくらいがいいという話でした。
成年後見業務には、幅広い知識が必要となります。
これからも時間が許す限り、さまざまな研修に参加して、自己研鑽をつみたいと思います。
(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)
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