任意後見制度の使い方~ステップ4 | 成年後見日記

成年後見日記

司法書士の成年後見に関するブログです。
※あくまで個人の見解であり、所属団体とは関係ありません。

成年後見申立相談⇒ info2@ben5.jp
事務所:東京ジェイ法律事務所(東京都千代田区) 

任意後見制度を使うためには、どうすればいいでしょうか?


ステップ1では、あなたと一緒に「ライフプラン」を考えてくれる人(パートナー)を見つけました。


ステップ2では、パートナーと一緒にライフプランを作りました。



ステップ3では、どんな契約を締結するか決めました。



次は、ステップ4です。


ステップ4: 契約の内容を検討しましょう。


さあ、いよいよ契約の内容をパートナーと検討しましょう。


ステップ3で、一般的には次の4つの契約を締結することをご説明しました。


見守り契約

財産管理等委任契約


任意後見契約


死後事務委任契約


ここでは、4つの契約に共通するポイントをお話します。

★契約のポイント★


契約の内容は明確に定めましょう。


とくに大切なのは


・パートナーに何をしてもらいたいか


・パートナーにいくら報酬を払うか


この2つを明確に定めることです。


とくに③と④の契約については、いざ契約がスタートするときには、あなたは認知症になっていたり、亡くなっていたりと、契約の内容を「これはこういう意味なんだよ」とパートナーに説明することができない状態になっています。


ですから、あとでパ―トナーが、「あれ?これってどういうことだっけ?」と迷わないように、契約の内容は明確に定めておかなければなりません。


次回以降は、4つの契約それぞれについてポイントを見ていきましょう。


(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)

★お問い合わせ先★ 
 info2@ben5.jp

★過去の後見日記★

「成年後見相談室」
 http://www.tokyoj-seinenkouken.jp

★twitterアカウント★

 https://twitter.com/mami_nomura