みなさまこんにちは！
今日もお越し下さりありがとうございます。
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「心」に優しい腸生活薬剤師
木本満美です。
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今日は、
ちょっと薬剤師っぽい話を（笑）。
最近ちょっと整腸剤のことが
気になっている、
木本満美です。
なぜ気になっているのか？
というと、
腸内DNA検査を解析していると、
色々な症例を拝見するのですが、
抗生物質を腸にいれた時に、
減ってしまう腸内細菌と、
減らない腸内細菌
がいるからなんです。
よく、
抗生物質をとると、
腸内細菌が全滅する
という話を聞きますが、
実際の検査結果を見てると、
そういうわけでもない。
つまり、
抗生物質に強い菌と、
弱い菌がいる、
ということなんです。
そもそも、
抗生物質が処方されて、
それと一緒に整腸剤が出る。
よくありますよね。
そもそも、
なぜ整腸剤が、
抗生物質と一緒に処方されるのか？
ということについて、
今日はご説明しますね。
抗生物質は、
病気の原因となっている、
人間にとって、
悪さをする細菌を抑えるため
に処方されます。
ですから、
「風邪」のように、
病気の原因が、
「細菌」ではなくて、「ウイルス」の場合は、
抗生物質をとっても意味がない
と言われているのは、
そのためです。
と同時に、
抗生物質というのは、
腸の中で良い働きをしてくれる
善玉菌も減らしてしまうため、
腸内環境のバランスが崩れて、
下痢をしたり、
免疫力をおとすこともある。
ですから、
抗生物質を乱用しないほうがいい、
とも言われています。
そのため、
整腸剤が処方される「目的」は、
抗生物質によって減ってしまった
「善玉菌」を補う目的で、
処方されています。
なので、
抗生物質だけとっていると、
下痢をするけれど、
整腸剤が入っているから、
下痢をしない、
ということになります。
ただ、
「整腸剤を一緒にとっても、
下痢しました。」
という方もいて、
これはどうしてか？というと、
整腸剤に入っている
「菌」の種類にも、
働きやすい部位というのが
あります。
大きく言うと、
小腸で働きやすい菌なのか？
大腸で働きやすい菌なのか？
ということです。
なので、
処方された整腸剤の菌の特性と、
その方にとって必要な「菌」の特性が
マッチしていれば、
下痢も起こしませんが、
そうじゃない場合は、
下痢は起こる。
ということになるんですね。
ちょっと難しいかもしれませんが、
こういうお話も少し知っておくと、
ご自身がお薬をもらった時に、
役に立つかなぁと思います。
明日は、
実際に処方される「整腸剤」の
お話をしてみますね！
「菌」って奥が深い。
今日も最後までお読みくださり
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