息子のすい臓がんが発覚し
大阪に転院してきて暫くしてからの出来事です
ある晩
息子がニコニコ笑いながら
「かーさん 今から言うこと落ち着いて聞いてね」
「僕、絶対今から話すこと起きるとは思ってないんだけど
念のため話しておきたいんだ」
「あくまでも、仮定の話だからね!」
と私の顔色を窺いつつ言いました。
ドキッ
務めて平静を装い「なぁに?」
「万が一、万が一僕に何かあったらね」
う、、、、
本音は聞きたくない、でも聞かなくちゃ
僕に万が一のことがあったらね
この家は僕の名義で、
三大疾病やガンになった場合
保険がローン払ってくれる契約にしていたんだけど
90日間の免責期間に見事入っちゃったから
毎月ローン払わなくちゃいけないんだ
でも、死んだ場合は保険が全部支払ってくれるからね
生命保険入ってる 受取額は●000万
受取人は母さんにしてる
会社から退職金が出る
住宅資金に一部使ったけど
会社の社内株 今も毎月買ってる
母さん名義の家があるし
現在、家賃収入あるよね
最悪売却すればそれなりのお金になるし
借てくれる人がいる間は定期収入あるよね
いずれ年金ももらえるよね
だからね。
僕に万が一、万が一のことがあっても
かーさんが
露頭に迷うことはないからね
ぜーったい無いからね
ん・・・わかった
あ~聞いてくれて良かったあ
休職期間、お給料8割しか出ないけど
医療保険入ってるし、先進医療も加入してるし
がん保険入ってなかったのは後悔するけど
治療費の心配はほとんどないよ
高額医療制度もあるし
日本の医療制度はありがたいよ~
安心して治療受けられる国だもんなぁ
これがアメリカだったら大変だよ
ただぁ
高額医療の支払額
44000円だと思ってたのにぃ
ほぼ倍額払わなくちゃいけないんだってぇ
年収ほんのちょっとだけ超えてた
ほんのちょっとつーのが
ぐやじぃぃ~
でも、僕って運良いよね
3/13日に住宅ローン契約完了して3/27日に引き渡し
僕が翌日の3/28日に緊急入院したんだよ
タイミングずれてたら住宅ローン
契約できなくてこの家手に入らなかったかも~
君の前向き思考
賞賛に値するわ
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