光熱費が値上がりしているのもあり、ペット用のホットカーペットをそれぞれにと3つ購入。どこに乗るのかは猫達の気分次第。この日は黒猫2貫になってました笑
まめやのあみぐるみ達が登場するオリジナルストーリー4作目「希望の丘の上に立つ木」が完成したので、2作目の「ドラゴンさんは大忙し」を全文掲載しようと思います。子守は得意だと言うドラゴンさんですが、さて大丈夫だったのでしょうか?
「ドラゴンさんあの時は大変だったね」
「せやったなぁ…ワハハハ」
それではお楽しみください♪
【ドラゴンさんは大忙し】
のほほん村に春がやって来ました。
森の入り口近くからなんだか騒がしい声がします。
「はいはい、ちょっと待っててね。
三毛猫母さんのところに赤ちゃん猫が生まれたようです。
左から黒、茶トラ、三毛、黒白、
そのそばで黒猫ちゃんはちょっと退屈そうです。
「やれやれ毎日忙しいわ。黒猫ちゃん、妹や弟が出来て嬉しい?」
「うん」
「この子達ほんと小さくてかわいいわよね。
まだまだ手がかかるけどすぐに黒猫ちゃんと遊べるようになるわよ
「うん」
黒猫ちゃんはそう言うとつまらなそうに家の外に出ました。
「
「なんや賑やかな声するなあ」
「よう、あんたはいつぞやの迷子になってた黒猫ちゃんか?大きなったなあ。ひとりぼっちでつまらなそうにしてからに。まさかまた迷子になったんちゃうやろな」
「あっ、あの時の龍だ!」
「龍やのうてドラゴンさんやで」
「ドラゴンさんあのね。
「赤ちゃん生まれたんかいな。それはめでたい!
「うん、
そう言うと黒猫ちゃんは三毛猫母さんを呼びに行きました。
「
「ドラゴンさんだよ」黒猫ちゃんが答えました。
「
「いやいや大したことしてまへん。
「
「そうかいな。
「
「なーに子守りの一つや二つわしに任しときなはれ。
「行こう、お母さん…」
黒猫ちゃんに誘われて、
2匹が出かけてほどなくすると、
「おやおやもう起きたんかいな。ほうらドラゴンさんやでー」
困ったドラゴンは一生懸命にぐるぐると飛んで回ってみたり、
「おーい白龍!手伝うてくれ!」
仔猫達を前に困っているドラゴンを見て白龍は焦りながら言いまし
「ぼ、僕は無理だ。青龍に頼まれた大事な用事があるんだ。
「あいつ…逃げたな…」
そこへお散歩中の仔犬ちゃんがやって来ました。
「ドラゴンさん!こんな所で何しているの?」
「おお仔犬ちゃんええとこ来た!
「わかったよ、ドラゴンさん!」
コウモリさんがクスクス笑っています。
「コウモリ今わろたやろ?
いつもは悠々としているドラゴンの慌てる姿が面白いのか、コウモリさんは手伝わずに木にぶら下がったままクスクス笑ってい
「あはは、おもろいおもろい。これは見ものや。あのドラゴンがてんやわんやしてるなんて!
そんな中、仔犬ちゃんが大きなバスケットを見つけました。
「
「これにか?まあやってみるか」
「いいぞドラゴン!あとひと息!」
いつの間にかドラゴンの背中に乗って一緒に飛ぶ仔犬ちゃんが偉そ
なのにドラゴンはそれには怒らず、
仔猫達のゴロゴロ音が聞こえドラゴンがそうっと地面にバスケット
そこへ三毛猫母さんと黒猫ちゃんが帰って来ました。
「
するとドラゴンはにっかりと笑いながら「おお、おかえり!みんな手のかからんええ子でしたで」
と言って仔犬ちゃんにウインクしました。
「桜いっぱい咲いててとーってもキレイだったよ!」
それを聞いてホッとして急に溢れ出る疲れを見せまいとするドラゴ
おしまい