人間はどうしても

人の目を気にする生き物。

 

どんなに好きなものでも

人に変と言われれば

それを隠して生きようとしてしまう。

 

それが人間であり、

社会の中で生きるということ。

 

 

私は希少難病を抱えていて

今はもう普通の人のようには外出ができない。

だから友達とはビデオ通話で

コミュニケーションをとることが多い。

 

でもそういう生活になって

気がついたことがある。

 

どんなに仲が良い人でも

外で私とビデオ通話しながら歩くことは

避けたがる人が多いということ。

 

理由は

『恥ずかしいから』。

 

不思議だよね、

スマホ片手に歩く人はたくさんいるのに、

その話している相手が病人となると

人は顔色を変える。

 

同じ話を

10代になったばかりの頃に

病気で抗がん剤治療をしていた

私の親友のマリンちゃんからきいたことがある。

 

「うさぎちゃんは気にしないんだね、こういうの🐹」

 

「こういうのって?🐰」

 

「私と一緒にこうやっていることだよ🐹」

 

「どういう意味?🐰」

 

「いつも私と外で遊んでくれるじゃん🐹」

 

「うん、マリンちゃんと遊ぶの楽しいから🐰🌸」

 

「そういうところだよ🐹

どんなに仲の良い友達でも

私の髪の毛や眉毛、まつ毛とか

あらゆる毛が抗がん剤治療で抜け落ちて

外見がこうなった途端に

一緒に遊びに行こうとは言ってくれなくなったの。

誘っても避けられるようになって…

来てくれても会うのは家の中だけ。

「私と一緒にいると人にジロジロみられるから」って…。

でも私も好きでこうなったわけじゃないのに…

どんな人だって病気になる可能性があるのに、

人は想像以上に冷たいよね…🐹」

 

多分、今の私のこれも同じ問題だと思う。

 

私はあの時、

マリンちゃんの隣に並んで遊ぶことに

なんの違和感も感じなかった。

 

友達の1人として

普通にマリンちゃんに接していた。

 

一緒にお洋服屋さんに行ったり

アイスを食べたり

プリクラを撮ったり…

 

マリンちゃんの体調が悪かったから

もちろん休み休みだったけど、

それでも普通に女子の遊びを満喫していた🐰🐹🎀

 

私は微塵も

彼女の存在を恥ずかしいと感じたことがなかった。

 

でも世の中は

そう思わない人の方が圧倒的に多いということを

自分がこういう病気になって知った。

 

そしてそれは日本人でも外国人でも同じ。

 

人と違うものを持っている人が

自分の友達にいることを恥じる人は多い。

 

その恥ずかしいの気持ちの背後に

「自分まで変な人だと思われる」

という気持ちが見えるのが

私は本当に嫌だった。

 

 

そんな中でエヴァは最初から

私のことを他の友達と同じように扱ってくれた🐻‍❄️

 

はたからみたら

1人でベラベラ喋りながら

道路を歩いている変な人に自分がなってしまっても、

気にせずビデオ通話しながら私と一緒に歩いてくれた。

 

何か周囲と違って私に不自然な点があっても

「彼女は病気だからこうしてる🐻‍❄️」

当たり前のように堂々と対応してくれた。

 

エヴァの友達との会話でも

「この前、うさぎとこんな話をしてね…🤭ふふ🌸」

普通に友達の1人として

私のことを話題に出して話してくれる。

 

エヴァはいつも、

私のことを一切隠そうとしなかった。

 

「自分にはうさぎという素晴らしい友達がいる。

でも彼女は病気で普通の人のようには生活できない。

それが何か?🐻‍❄️」と堂々としていてくれたのが

私は本当に嬉しかった。

 

エヴァに前に聞いたことがある。

 

「エヴァは私のことを恥ずかしいと思わなんだね🐰

私という友達がいることを隠したりもしないんだね🐰」

 

「うさぎを恥じる?なんで?🐻‍❄️

なんで友達のことを恥じるの?

うさぎといることは恥ずかしいことなの?

うさぎのことを隠すなんて僕にはできないよ😆

逆にどうやったら

うさぎのことを隠せるの?🤭ふふ🌸🌼

誰かがうさぎのことを変だと言っても

僕は気にしないよ。

だってそれには

そうする正当な理由(病気)があるんだから🐻‍❄️

それに病気は誰でもなる可能性があるんだから

悪いことをしているわけでもないし

恥ずるべきことでもない🐻‍❄️」

 

こうやってエヴァが言える強さは

きっと大切な人を病気で何度も

見送ったからかもしれない🪦🥀

 

見送る前にはきっと

私のように弱っている期間があったはず。

その時エヴァはいつもそばにいた🐻‍❄️

 

そしてエヴァ自身も変わり者とレッテルを貼られ

在学中はずっとひどいいじめに遭い

大人になっても職場の人間関係でうまくいかなかった。

 

その結果『孤立』という孤独の中で

エヴァは長い時間を1人で過ごしていた。

だから人に拒絶される痛みを

エヴァはよく知っているのかもしれない🐻‍❄️

 

だから私一緒にいるとき

エヴァは私を拒絶したり

隠そうとしたりしないのかもしれない🐻‍❄️

 

辛い経験をエヴァがしたのは悲しいけど、

それでも今のエヴァがあるのは

あの辛い時間があったからなのかもしれないと

時々思う。

 

 

人の心を癒すことができる

どんな場所でも凛と咲く美しい花は

心の割れるような深い悲しみと

たくさんの涙からできているのかもしれないね🌷

 

 

この曲は私のお気に入りの一つ。

曲名は『This Is Me』、

日本語にすると『これが私』。

(和訳してくれている人がいたから

これで全体の歌詞が伝わると思う🤭🌸🌼)

 

I am not a stranger to the dark
こういう暗闇は初めてじゃない
“Hide away,” they say
みんなは言った「表に出てくるな」って
“‘Cause we don’t want your broken parts”
「壊れた者なんか見たくないから」って
I’ve learned to be ashamed of all my scars
その時、自分の傷は恥ずべきものだと思った
“Run away,” they say
「失せろ」ってみんな言うんだ
“No one will love you as you are”
「誰もありのままのおまえなんて愛さない」って
But I won’t let them break me down to dust
でも私は誰にも自分を粉々に砕けさせたりしないわ
I know that there’s a place for us
私は私たちのための場所があるって信じてる
For we are glorious
私たちが輝ける場所が

 

When the sharpest words wanna cut me down
鋭い言葉たちが私を打ちのめそうとするなら
I'm gonna send a flood, gonna drown them out
洪水を起こして、一掃してやるわ
I am brave, I am bruised
私は勇敢よ、だって私は傷つけられてきたから
I am who I'm meant to be, this is me
これが私のあるべき姿、これが私よ
Look out 'cause here I come
見てなさい、私はそこへ行ってみせるから
And I'm marching on to the beat I drum
自分で刻むドラムのリズムに乗って
I'm not scared to be seen
見られたって怖くないわ
I make no apologies, this is me
もう謝ったりしないわ、これが私だから

 

いい曲だよね😇🌸🌼

 

これは映画に使われた曲なんだけど

映画自体もすごく良かった🎞️✨

 

人と違うものを持っていても

そこも含めて好きだと言ってくれる人と一緒にいるのが

一番いいと私は思ってる🌷

 

自然体でいられるのが

きっと正しい関係だと思うから🌷🌼

 

 

 

🌸私たちの日常🌸

 

 

 

 

 

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