レッドウイングは、1905年に設立され、2005年に100周年を迎え、記念モデルが多種販売されました。
レッドウイング100周年でメジャーなのは、ホーウィンレザーの 8858 ですかね。
1905と言うモデルもあります。
私が、1905 も手にした理由としては、、、
設立された年(1905年)がモデル番号に採用されていたためと言う安直な理由です![]()
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1905がモデル番号となっています。

100周年と刻印が入っています。

レースにつけるタグもついていました。

このレッドウイングの手入れをしようかと。
1905の手入れ
最近、8875と8858の手入れをしました。
この8875と同じやり方で手入れしました。
ステインリムーバー&水洗いを行いました。

右がステインリムーバー&水洗い後です。
オイルはレッドウイング品も持ってはいますが、サフィールノワールのクレム1925を使用しました。

右がオイル入れ後

少し濃くなりました。数日後、ブラッシングして手入れ終了です。
ストームウェルト???
ストームウェルトとは、雨に強くするため(水の侵入防止のため)にウェルトのアッパー側を丸く膨らませてあるウェルトです。
日本共同開発モデル 8175とか 8176にストームウェルとが採用されていました。
8175(下)1905(上)の比較

8176(下)1905(上)の比較

ストームウェルトが確認できますね![]()
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8858(下)1905(上)の比較

875(下)1905(上)の比較

875、8858は、一般的な平ウェルトですね![]()
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では、1905はストームウェルトではないのでしょうかね。。

レッドウイングジャパンの 1907(1905から派生した定番モデル???)の商品説明では、「ウェルトは、立ちコバ」と記載されていました。
立ちコバって何???
ウェルトを2枚アッパーと中底に縫い付け、1枚のウェルトを立たせたと言うことなのかも知れないです。
ウエルトには、2本のステッチがありますが、ウェルトが立っている方のステッチは、多分、装飾用のダミーステッチではないかと思います。。(グッドイヤーウェルテッド製法では、こんなところでアッパーに縫い付けないため)
立ちコバもストームウェルトと同様、雨には強そうです![]()
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ラスト45ってどう???
ラストとは、靴型のことで、デザインとか機能とか履き心地を決める重要なものです。
1905は、ラスト45番となっています。
レッドウイングは、基本的にはラスト23番だと思います。私の持っているレッドウイングも1905以外はラスト23番です。
私は、なんだかラスト45番って、履いて直立している時には良いですが、歩くとかかとが浮くような微妙な違和感があります![]()
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8858(下:23)1905(上:45)の比較

8176(下:23)1905(上:45)の比較

ラスト45は、ソールの湾曲が少ないデザインに見えます。
また、ラスト45を使った靴は、シャンクが硬いのか、立ちコバにより硬くなっているのか、ラスト23番の靴よりソールが硬い気がします。
きっと履きこめば馴染んでくるのだとは思いますが、、、
消えてしまったビブラムラグソールモデル
1980年代ミドリインターナショナル(ミドリ安全)がレッドウイングの代理店でした。
ミドリインターナショナルは、1984年に日本共同開発モデルとして、当時のモックトゥのモデル(875)にビブラムのラグソール(ビブラム1100)とウェルトはストームウェルトとして8175を発売しました。
8175と 8176はとっても質実剛健なモデルに感じ、私は好きなモデルです。
1984年の8175
1996年の8176
これら約40年続いた日本共同開発モデルは廃盤となったようです![]()
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ようは、約40年の歴史に幕を下ろしたと言うことに![]()
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少し残念な気持ちが否めない、、、
廃番の理由を類推すると、、、
それぞれのフィールドで本格的に使用するブーツより、街でファッションとして使用するライフスタイル系のブーツを残しているのかも知れない、、、
(単に私の印象であり現在のレッドウィングが質実剛健ではないと言っているのではないですよ)
質実剛健なブーツは現代は需要が少ない(売れない)のかも知れない、、、
レッドウイングジャパンは本格的にフィールド使用としては中途半端と判断したのかも知れない、、、
少し残念ですが、復活に期待ですかね。。
廃番となった手持ちの 8175と 8176は、これからも益々履き続けることとします。
大切に、かつ反面、酷使して履こうかと、、、
温故知新、、、



