今やレッドウイングと言っても何か分からない人は多いでしょう。私もここ30年はレッドウイングの事は忘れてしまうほどでした。今回、30年以上押し入れに眠っていた日本別注モデルの第1号を引っ張り出してきましたので詳細を残そうかと。

1980年代、レッドウイングジャパンなんてなく、ABCマートなんかも見かけず、ミドリインターナショナル(ミドリ安全)がレッドウイングの代理店でした。その時の日本共同開発モデルの第1号モデルです。(1984年製)


 

30年以上メンテナンスしていないですが、状態はとっても良いです。

モデルは、#8175と言います。#8175は、1984年に定番のアイリッシュセッター(#875)と言うモデルをモディファイして共同開発されました。
#875は米国で以前からあるアイリッシュセッターと言う6インチワークブーツでソールはクレープソールとなっています。

#8175は日本共同開発では、#875のクレープソールをビブラムソール1100(だと思います)に交換して#8175としたと言うのが大きな変更点です。
共同開発の日本側(ミドリ安全)としては、ツルツルっぽいクレープソールより質実剛健なソール求めてビブラムソールにしたのかも知れないです。(私感)

 

私の#8175は、1984年モデルです。


ここからディテールを。。


■スクエアステッチもついています。ようは、四角く縫って補強がしてあります。

 

■アウトソールは、ビブラムソール1100で、つま先部分は、金色の釘で補強してあります。さすがミドリ安全だと思いました。現代の#8175は釘での補強はないと思います。


■インソールは、SWEAT REGSTANT INSOLES と記載があり、ようは、汗に強いインソールと記載してあります。インソールメーカーのマークのようなものもありますが不明です。現代の最初からツルツルのインソールと異なり少しざらつき感があります。ようは、汗の吸収もよさそうです。


■タグはアイリッシュセッターのタグで、Made in USA は右下に書かれています。


■内側刻印は、よく読めませんが、二段目右に875(?)とも読める記載があります。875をモディファイしたと言う証かも知れないです。



このレッドウイングにどれだけの人が興味を示してくれるかは定かではありませんが、温故知新と言うことで。

都内ではまったく履く機会がありませんでしたが、私は都内のサラリーマンから百姓に転職したので、機会があればぼちぼち履きつぶしていこうかと思っています。