町と古老のお墓 | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。

 

 

馴染みでないお爺さんとその息子さんが来られました。

そのお爺さんの苗字は豊明に多いのですが、それもその筈、先祖代々豊明のオサみたいな家系らしいです。昔話に出てくる庄屋どんのようなものでしょう。本家は旧東海道筋にあって、その人は長男ではないのか、今は緑区に住んでいるということでした。

 

最近は、家の歴史とともに、豊明の歴史をいろいろと調べているそうです。

阿野というところが最も古い地域で、そこの西蓮寺というお寺が一番古く、多くの古文書を所蔵しているらしいです。

 

当店から1号線螺貝交差点に向かって300mほどのところに歩行者用信号があります。その脇に落合墓地があって、奧に向かって登り坂になっています。区画整理の時に古いお墓を移転し、新しい区画とともにできたそうです。真上を送電線が通っていますから、お墓がちょうどよかったのだと思います。団塊の世代がこのあたりに家を買った時期で、40年くらい前でしょうか。

 

そのお墓の目立つ場所に古老の家のお墓もあるのだそうです。そして、区画整理に際しても大変お世話になったということなのでしょう、管理人さんによってそこはいつもきれいにしてあって、今はどうか分かりませんが、以前は常にお花が供えられていたということです。

 

アルジが店の物件を探していた時、最終的に残った2候補の中で、どっちにするか考えた時の決め手になったのがこのお墓でした。

いつもきれいに管理されていて、新しいお花が供えられているお墓が多い。これは良い町だと思いました。

住んでる人だけではなく、店をやっている者としても、この町の歴史と無縁ではありません。昔の人から代々つながってきて今があるのだと、歳をとって初めて思うようになりました。