オワリサンショウウオ | 自家焙煎珈琲 豆散人アルジの公式ブログ 珈琲と日々

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愛知県豊明市にある自家焙煎珈琲店 豆散人(まめさんじん)のアルジが、珈琲のこと、お客さんのこと、日々の思いなどを気ままに綴っております。 (旧 ほちほち日記)

愛知県豊明市からこんばんは。

自家焙煎珈琲豆散人アルジです。

 

10日の朝日新聞地域欄に「県生息サンショウウオ 新種 東山動物園発表」という記事がありました。

 

東山動物園が高知大学などとつくる研究チームは、「オワリサンショウウオ」と命名。

「園によると、新種と判明したのは、名古屋市周辺や知多半島などに生息するサンショウウオ。これまで東海や近畿地方に生息するヤマトサンショウウオと同じ種とされてきた。

だが、特徴である尾の黄色い線がないことから、園の飼育職員ら研究チームが遺伝子などを詳しく調べたところ、別の種と判明したという。体長は10センチほど。黒褐色で林や湿地帯に生息する。」

 

東山動物園では、3匹を常設展示しているそうです。

 

アルジは野生の状態で山椒魚を見たことはありませんが、井伏鱒二の有名な短編小説によって、なんとなく愛着があります。井伏は他にも大山椒魚のことを書いていますし、彼の弟子である太宰治の「黄村先生言行録」にも山椒魚が登場します。

 

カレル・チャペックの「山椒魚戦争」は、日本のサンショウウオとは随分違う、どちらかというと河童のような生き物が出てきます。やはり、山椒魚の本場は日本なのでしょう。

 

実物を見たのは、太宰治もよく行った井の頭公園の中の動物園です。1m近くあったと思いますが、まったく動かず、寝ているのか起きているのかも分かりません。でも、ものすごい存在感で、ずっと見てました。

 

オワリサンショウウオはずっと小さいですが、田んぼかどこかで見つけても「なんだ、イモリか」と見過ごしそうです。