京都盆地を取り囲む山々で構成された全長約80キロの、地元民が気軽に利用する山歩きコース『京都一周トレイル』。東南、伏見から比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る、京都市街の眺望を楽しみながらめぐる山歩きコースで、ガイドブックも多数発行されています。地元民にとっては手軽に登山を楽しめる、比較的難易度の低い山歩きコースですが、最近では山歩きだけにとどまらず、トレラン大会も開催され、全国的にその知名度も上がっています。
それぞれの山を単発で登る機会はあっても、京都一周を縦走することは今までなかったので、以前から一度京都一周トレイルを踏破してみたいな、と。
今回は前回からの続き →
前回、高雄で終了したため、今回は京都バスでアクセスして高雄からリスタート。ここから西山コースになります。尚、西山コースは盛りだくさんな内容になるため二分割し、今回はその前半。
バス停から民家のある道を下り、清滝川沿いの道に合流。
清流を真横に感じながら新緑浴ができ、さらに北山杉の並木道が続くとても気持ちのいいコース。これまでの山中のコースとは違い、景観もパノラマに広がり、さらに勾配の少ないフラットな比較的整備された道なので、登山仕様の服装じゃなくても楽しめるコースになっています。
コースも左岸から橋を渡って右岸に移ったりと、変化に富んでいます。
そんな鳥居本にある、創業400年を超える老舗茶屋『鮎茶屋平野屋』。峠越えが結構堪えたので名物志んことお抹茶をいただきながら、休憩しました。
こちらも石段の青もみじと苔の名所で、俳優・田村正和さんゆかりのお寺『二尊院』。
ウシガエルの鳴き声が響く『小倉池』を横目に、その奥に髪トラブルの方必訪のパワースポット『御髪神社』に続きます。
このあたりから、先ほどまでの鳥居本界隈とは違い、観光客も徐々に多めに。
さらに、混雑必至の嵐山名所『竹林の小径』。ま、これでも恐らくGW時よりは空いてるほうだと思われます(笑)
現在放映中の大河ドラマ『光る君へ』でも注目スポットで縁結びの神様として有名な『野宮神社』。チラっと参拝しました。社務所は行列で混雑ぎみでした。
やっぱり大混雑だあー!の竹林の小径(笑)ワールドワイドに観光客がひしめきあっていました。比率的には外国人観光客の方が多い印象でしたが。
今回は京都一周トレイル西山コースの前半ここまで。次回は京都随一の観光名所、嵐山渡月橋を経てゴールを目指します。