つづきです~

 

今回で最終回です。ようやく笑

 

駅前のレンタカー屋に車を戻しての金沢駅。

 

ランドマークの鼓門ともてなしドーム。外国人観光客にも映えるスポットとして有名なんだそうで、この時も外国人観光客中心に撮影されていました。

 

夕飯場所は予め旅行前に予約済。地震の影響で観光客少なめとは言われつつも、そこは不動の金沢人気。めぼしいお店をいくつかピックアップして予約するも数軒でフラれ、夕飯にしては早すぎる時間帯の16時スタートであれば空いている、というお店に。

 

で、駅からお店は意外と離れていて、でもまだ時間がたっぷりあるので街ブラしながらお店に向かうことに。とはいえ、骨身に染みる京都とはまた質の違う寒さの金沢。

 

風除けに近江町市場のアーケードでも通って行くか、と。途中買いものでもとか思いつつも、そこまで時間に余裕があるわけでもなく市場は見るだけでスルー。どのお店もにぎわっていました。

 

まあ、近江町市場はこれまでにも何度も訪れ、寿司や海鮮丼、加賀野菜など食材買って帰る、という王道ルートの一つですが。

 

でも、今回は夕飯。寿司や海鮮丼などの生魚中心の食事では流石に寒かろう、ということで居酒屋でご当地メニューと地酒を楽しもう、ということでこちらへ。
 
周辺には金沢おでんの有名店やら全国的にも知られる老舗居酒屋などが集中するエリア。地元の人に聞くと、駅前より断然この界隈のほうが名店いろいろあるとか。
 

わりと大箱のお店ですが、ボックス席あり金沢おでんカウンターあり、個室や座敷席もあり広々。今回はおでんカウンター席へ。

 

まずは飲み物。まあ、いつもどおり最初はビールからの人なので、自家製辛口ジンジャーの入ったシャンディーガフ注文。突き出しには自家製の濃厚豆腐。名店の豆乳やクリームチーズやらでお店で寄せた自家製。確かに豆腐らしからぬ濃厚さで、これで飲めそうな。あと最初におでん汁も添えられます。しっかりとした味わいのお出汁。

 

メニューも海鮮や魚介、金沢おでんはもちろん、能登牛や能登豚など畜肉系メニューも豊富。ご当地の食材中心です。

 

で、両脇の方々が恐らく地元の方で、最初おでんを注文されたたのですが、最初から一人一皿で10品とかスゲー量を注文。それが地元スタイルなのかな?とも思いつつ、控えめに6種を二人で分けることに。で、梅貝が金沢おでんの名物アイテムだったようですが、スルーしてしまい残念(泣)他、グルグル巻きのかまぼこ?は金沢おでんのデフォみたいですね。玉子は出汁巻とゆで卵があり、出汁巻にしましたが美味しかったー。ゆで卵より合うかも、と。

 

で、この時期に金沢おでん食べるならこれ!という花形メニュー『カニ面』。香箱カニを甲羅に詰めておでん汁で炊いてあるのですが、これいい考えですね。温かくして食べらえるカニでもあり、贅沢でもあり。とはいえ、けっこういいお値段です(笑)

 

そろそろ日本酒にチェンジ。ということで、銘酒中の銘酒の飲み比べ。黒帯、手取川、菊姫。で、黒帯の酒蔵、どこかで見たような?と考えていて、以前紹介したこともある熟成みりんの蔵が元々は酒蔵というのを知る(笑)

 

これが絶品でした。1日限定5食の生エイのレバ刺し。どこかで美食家がエイをメニューで見かけたら絶対食べとけ!みたいなことを言っていたのを思い出して。まあ、生エイを食べる機会はあったとしても、レバーてかなりレアですね。取り扱い店も少ないみたいですが、北陸で揚がったものだそうです。
 
もうね、口の中でとろけるとはこのこと。若干、鶏の白レバー風な濃厚さですが、それ以上に濃厚だけど、脂は魚なのでスッキリ。いやー珍味ですね。後で考えると、炙り生エイも食べたかったな。
 

1日限定5食のレアアジフライ。自家製タルタル付きで。これも鮮度の良さが肝のアジフライ。低温でさっと揚げたようで、身が縮むことなくレア状態ですね。

 

こうしてみると、結果16時スタートで来店してよかったな、と。限定5食は遅い時間帯ではありつけなかっただろうと。

 

日本酒飲み比べも、どの酒蔵の銘酒も行く先々で飲んできたやつだったので、他ないかと辛口でお願いするとこのあたりはどうですか?と。

 

その中でもこちら、奥能登の酒蔵さんのもので、震災のため再開の目途が立っておらず、今後いつ飲めるかわからないとか。ということで、こちらをいただきました。すごく甘味少なく個性的な味わいの超辛口でした。復興を祈るばかり。
 
この時は節分の日で、石川でも例年、新春の初しぼりをどこの酒蔵でも実施され、お店でも提供されているそうですが、今年は震災の影響で中止とか。
 
そういえば、昔家族で奥能登のランプの宿の泊まり、とても良くしてもらい印象的だった宿ですが、今回の地震以前にも地震で建物が倒壊し改修され営業再開されたのに、また多大な被害でライフラインすら復旧目途が立っていないとか。ホントに復興を祈るしかないです。

 

美しい穴の加賀蓮根、炙り焼きして肉みそ添えとか。
美味しい珍味にもありつけ、満足度大のお店でした。また来たいくらい。そして器にもこだわりあり、いろいろ楽しませてもらいました。
 
あと、お隣で船盛のお造り注文の際、店員さん全員参加のサプライズ提供があり、店中の注目を集めます。注文した本人たちからするとちょっとした羞恥プレイ(笑)傍で観てる分には面白いパフォーマンスでした。来店されることがあったら、ぜひやってみてください(爆)

 

 

で、まだ特急の時間には早く、もう1軒ハシゴでも、とお店のご主人に同業者としてもオススメしたい居酒屋はないかとこそっと教えてもらいましたが、いずれも満席で入店できず(泣)次回の金沢はそこだ!

 

駅構内のお店はどこも夕飯時で行列になっていましたが、かろうじてすぐ入店できそうだったこちらへ。
 
 

この時期の金沢らしい味覚もバッチリ。

 

能登牛も

 

おー富山の石黒種麹店さん行ったなーと。ご主人直伝の味噌づくりで毎年やってて失敗なし。

 

すでにできあがっているので、冷酒。天狗舞の山廃純米と常きげん山廃純米。常きげんて、たしかこれも名杜氏の農口さん関係だったな、と。

 

 

 

雲子と加賀蓮根のグラタン。加賀蓮根がけっこう好きです(笑)

 

ド定番かもですが、寒ブリ&寒鰆のしゃぶしゃぶ。鰆も脂がのってて美味でした。

 

 

 

 

ここから売店で大急ぎで加賀棒茶購入し、サンダーバード号ギリギリで。

 

まあ、盛りだくさんに石川を堪能。3月以降の応援割で石川行かれる方の参考になれば幸いです。