つづきです~

 

 

お腹も膨れ、ちょっと運動がてらに山代温泉界隈を街ブラ。

 

この界隈では有名人なんですかね。山代ゆげ太郎て(笑)自販機がありました。

 

石灯篭には寒さ除けがなされ、窓部分がオサレな九谷焼に。

 

こちらも公共の温泉・山代温泉古総湯。内装はステンドグラスをふんだんに使ってレトロさを演出。ま、今回はもう一つの公共温泉・総湯の方にこの後入浴。

 

かなり鄙びた雰囲気のお寺『薬王院温泉寺』へ。
ちょっと今マイブームが花山法皇なのですが、ここも花山法皇ゆかり。
 
約1300年前、聖武天皇の御代に行基菩薩が白山登錫の途上で温泉を発見し、その守護として寺を創建。花山法皇の勅願により、中興の祖・明覚上人が七堂迦藍を建立し、その後は勅願寺として盛栄を極めたとか。

 

 

 

本堂は寒さから守る装備になってました。

 

御朱印もいただきました。その時の寺務所玄関の大きな古九谷の壺が印象的でした(笑)

 

さらに、ここ山代温泉は京都出身の文化人・北大路魯山人ともゆかりがあった場所で、大正4年秋から翌年春までの約半年間、魯山人が山代温泉に滞在し、菁華窯などの刻字看板を彫った作業場『魯山人寓居跡 いろは草庵』。
山代温泉の旦那衆は、当時まだ無名であった魯山人の才能を見出し、魯山人は燕台の煎茶仲間でもあった初代・須田菁華から陶芸の手ほどきを受け、刻字看板制作の傍ら菁華窯に通い作陶に注力したと伝わっています。
 
夜な夜なこの場所で、北陸の味覚、カニ、ブリ、このわた、くちこなどを酒の肴にし、旦那衆と文化論を展開したとか。この山代温泉での体験が、その後の魯山人の美食ぶりにも影響を与えたことは確か。

 

 

 

 

館内の途中にお庭を望みながらお茶をいただけるスペースがあり、そこで加賀棒茶と金ぺいとうがいただけます。で、このお茶碗の柄、有名料亭で見かけたり以前辻調でも見かけたような。いいな~ほしいな~と思ったこちらが魯山人に影響を与えた九谷焼の名窯・須田菁華の代表作赤玉。この何気ないお茶碗が1個2万くらいするとか(汗)

 

東京にもお店があり、どれも超高級品だとか。セレブ雑誌とかにもよく掲載される名窯。すぐ近くに窯元もあったので立ち寄りたかったんですが、時間が足らず今回はスルー。次回は必ず!

 

 

 

 

室内は簡素でありながら、丹精な佇まいの内装で、こういうのが魯山人好みだったのかな、と。

 

 

 

その後は総湯へ。
こちらお大きな浴槽のあるちょっとレトロな雰囲気もする熱めの温泉。周囲に久谷焼タイルが埋め込まれているのですが、それぞれテイストが違い、一括りに九谷焼といってもいろんなパターンがあるのだな、と。
 

 

入浴後、シックな造りの和菓子老舗『二〇〇年羊羹 瑓永昌堂』へ。

 

 

若干とらやを意識した一口サイズ羊羹もありました。パッケージがスタイリッシュなデザイン。

 
個人的好みのパッケージは断然こちら(笑)

 

 

練羊羹とくるみ羊羹を買ったら、おまけに梅型の最中をいただきました。中には練餡が入っていて、絶品。加賀の和菓子、方々でいただきましたが、かなりレベル高く、もしかして京都以上?と思えるものも(笑)

 

そんな羊羹をバチ当たりにも羊羹バターパンにしたのが、つい先日です(汗)絶品に決まってる美味しさでした。
 
 
まだまだ続きます~