つづきです~

 

 

 

10時半で開店しているランチ場所を探していて、そういえば堺に住んでる有名ブロガーさんが何度か紹介していた老舗のお蕎麦屋さんがあったことを思い出し、調べると10時半から営業中とのこと。

 

そして、馴染みのない土地に行ったらまずは老舗で食べるべし!なポリシーなので行ってみることに。

 

 

なんか昨年11月にお店を全面改装されたらしいです。前は老舗然とした佇まいが渋かったわけですが。

 

 

蕎麦老舗『ちく満』。創業元禄8年(1695)。

 

一瞬向かいにあるうどんすきの老舗・美々卯にしようかとも思いましたが、本店ではないし、やっぱり蕎麦だなと。

 

お品書きはこんな。薬味こそありますが、蕎麦一筋な様子。天ぷらとか付属はなく。老舗ほどそうなのかも。

 

 

店内はかなり広く、真新しい雰囲気ですが。
 
お店の方に聞くと、以前のお店は2階の座敷席もあり、狭いながらキャパは同じくらいだったとか。

 

 

で、こちらはせいろ蕎麦のお店で、せいろで蒸され、湯気を上げた状態の蕎麦が出てきます。
 
京都にも府庁東に老舗のせいろ蕎麦のお店があり、通常蕎麦とは違う味わいで、それも好き嫌い好みが分かれるところですが、きっと蕎麦の歴史で言えば、せいろ蕎麦が古い時代の食べ方だったんだろうな、と。
 
薬味に生卵を割り、熱々の蕎麦汁をそこに注ぎ、蕎麦を漬けて食べる流れ。

 

 

京都のせいろ蕎麦と似た食感、といっても昔食べたきりなので、古い記憶ですが(笑)もちもちとした食感が特徴的。冷たいざる蕎麦とは対照的な食感です。玉子との絡みよく、さらに蕎麦出汁がわりと濃いめで甘味強いので、すき焼きのような味でもあり、と。

 

錫製の蕎麦湯入れがいいですね。さくっといただきました。

 

 

外にはチンチン電車が走り、これ乗れば天王寺に行けるのか、とその近さと実感したり。

 

 

お蕎麦屋さんの裏手、ビルの狭間に千利休屋敷跡があり、せっかくなのでこちらへも。

 

ボランティアガイドさんがいて、いろいろと説明してくれました。
 
千利休は意外にも60過ぎてから権力を手にし大成した遅咲きの人物で、そこから結局転落の末路を迎え切腹に至ったわけですが。大徳寺や聚楽第の説明が出てきて、復習になりました(笑)
 
利休のお膝元、ということで、この界隈には古い和菓子屋さんが多数あり、帰りに立ち寄ることに。
 
つづく~