映画『悪は存在しない』 | 映画と本とたまにjazzな日々

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趣味ブログ。映画、本(小説等)、音楽(jazzとか)興味のあることを書いています。暇つぶしに見ていってください〜

この映画は

映画館で観ようと決めていましたニコニコ

 

『悪は存在しない』

(2024年4月26日〜公開)

 

ベネチア国際映画祭で

銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した

作品ですカチンコ

 

なかなか公開している

映画館が少なかったので

やっと行けた〜といった

感じです泣き笑い

 

 

 

  ​あらすじ

 

自然が豊かな長野県水挽町。

ここで代々暮らす

巧と娘の花は

慎ましく生活していました。

 

そんな中、家の近くに

グランピング場を作る

計画が持ち上がります。

 

計画者は

コロナ禍でダメージを受けた

芸能事務所でした。

 

彼らは政府から補助金を受け

グランピング設営に乗り出し

水挽町に目をつけたのです。

 

町では説明会が行われますが

彼らの計画はずさんで

町の自然を壊しかねないものでした。

 

そして巧たちの静かな生活にも

影響が出てくるのですがーー。



 

  ​感想

 

『悪は存在しない』

題名通りの内容だなと思いましたキョロキョロ

 

最初は町の人の視点で観ていたのですが

途中、芸能事務所の視点も加わり

どっちに感情移入したらいいか

分からなくなりました真顔

 

みんなそれぞれの役割を

全うしようとしていて

“悪“と“善“に別れる感じでもなく。。

 

でも考えが全然違うから

対立していってしまう。

 

広く考えて

自然や動物にとっての人間

人間から見た自然や動物

“悪“や“善“一言じゃ

片付けられない存在だよなとか。。

 

なんだか

色々考えてしまう映画でしたアセアセ

 

映画では

『やりすぎたらバランスが壊れる』

といったようなことを言っていて

人間同士や

人間対自然なども

お互いにいい妥協点で

過ごせるのが1番いいなと

そう感じました真顔

 

バランスが大事。

それが難しいけれどタラー

 

この映画は

有名な俳優さんは誰も

出ていませんでした。

 

主演の大美賀均さんは

当初スタッフの方だったみたいびっくり

 

最初は棒読みっぽいのが

気になったけれど

巧が感情が出ないキャラだったので

「そういう人」と思えば

途中から気にならなかったです。

 

あと

自然の映像に圧倒されましたキラキラ

この自然を汚しちゃいけない

そんな気持ちにもなりました。

 

音楽担当の方が

ライブパフォーマンスのために

映像を依頼したことから

この映画は生まれたとのこと。

 

映像と音楽がいい感じに

絡まり合っていて良かったです。

 

ラストは…ちょっとびっくりでアセアセ

なんで??みたいな。。

1人で観たから

ちょっと誰かと話したくもなる

そんな映画でもありましたキョロキョロ

 

 

  ​監督について

こちらの映画は

『ドライブ・マイ・カー』で

アカデミー国際長編映画賞を

受賞された

濱口竜介監督作です。

 

 

 

 

『ドライブ・マイ・カー』は

村上春樹さんの小説より

映画の方がしっくりきて。。

(村上春樹さんは好きですアセアセ

「1Q84」や「騎士団長殺し」の方が

好きなのです…)

 

1番初めて観た監督作は

『寝ても覚めても』

 

 

 

原作は柴崎友香さん

こちらも好きな作家さんキラキラ

 

 

 

これを観た時

おぉ〜なんか好きかも!と

思いましたおねがい

 

恋愛ものですが

どこか不穏な空気感が

なんとも言えず

その時、濱口監督が気になるようにニコニコ

 

だけど

その前に公開された

『ハッピーアワー』は

レンタルや配信で見当たらず泣

 

 

 

 

気になった『偶然と想像』は

気がついたら公開が

終了してしまい

未だにレンタル等出会えず悲しい

 

 

 

 

DVD買うしかないのかもしれん凝視

 

と、いうわけで

今回は見逃すわけにはいかん!と

急いでなんとか見られた

濱口監督作品なのでした真顔グー

 

見られて良かった笑い泣き

 

最後までお読みいただき

ありがとうございましたおねがい