嫌なこと、というのを

「言いたいこと言っちゃえ!お腹にためずにバーカバーカって言うてまえ!」
と、言われ、バーカバーカはないな。と内心思いながら、自分が思っていた嫌なこと、というのを大きな声で口に出した。
不思議なもので、ひとこと言うたびに涙のしずくがわたしのニットをつたうでもなく、ころころと転がった。
あまり大人になってから、嫌なことを「言ってしまえ!」
と言われたこともなかったので、
言ったあとものすごく不思議な気持ちだった。

ぼんやりしていた色が
急に止まって。そして、

色が戻ってきた。
ただただ、いいよ、全部言いたいこと言いな。と言われたことが嬉しかった。
よく眠れそうです。