2019年3月、三男の大学卒業のプレゼントとして、ふたりでParisに行った
ホテルは、いつもの左岸のサンシュルピス教会真裏
水曜夜にParisに着いて5泊7日
私のアテンドによるParisの旅だ(笑)
まぁ、ブラブラ歩き回るのがいつもだか、ネットで色々見ていたら、Paris在住のフジコヘミングさんが、1905年に建設されたサル・ガヴォーコンサート会場で演奏すると
サル・ガヴォーは、シャンゼリゼ通りをちょっと入った場所にあり、主にクラシック会場、他にはたしかあのHERMESのバーゲン会場に使われてるとか
フジコさんは、東京で聞くと高額だし、今回の公演もなんと日本からのツアーにもなっていた
で、なんとか日本語の通じるアテンド会社みたいなのを探して、個別でチケットを取った
(やり方、すっかり今は忘れてますw)
金曜の夜にParisのサル・ガヴォーでフジコさんを聞けるなんて、なんてサイコーな
しかも早かったのでいい席を取れた
(2階の正面)
しかもしかもだ
値段言いたくないが、たったの4,000円
(ユーロ140円以下だったような…)
旅費かかってる、とか野暮なこと言わないでください
フジコさんの《奇跡のカンパネラ》は、何度かテレビで聞いた事があるくらいの知識しか私にはない
その時感激はして『いつか生を…』とは思っていたけれど、まさかParisで聞けるとは夢にも思わなかった
でも『これ逃したら、もうない』とも思った
フジコさん、もうほとんど視力ないようで、逆に明るいのは目がつらいと、会場はずっと暗かったです
体調も思わしくないようでした
今から5年前です
そしてフジコさんの《奇跡のカンパネラ》
とてもとても優しかったです
こんなに優しいカンパネラを聞いたのは生まれて初めてでした
あくまでも私の感性での感想です
こんな優しいカンパネラは、フジコさんにしか弾けない…来てよかったと本当に思いました
そして、会場を出たら、小雨降るParisの夜でした
で、ここで実は三男と大喧嘩勃発
大声で怒鳴りながら、小雨降るシャンゼリゼ通り、人の目なんか気にしない
手を上げ、タクシーを止め、ホテルへ
タクシーの中でも大喧嘩
きっとタクシーの運転手さん、ビックリしたと思われ
喧嘩してても、チップは忘れませんでした
ただすごく少額だった…ごめんなさい
で、ホテル着いたら、なぜかピタリと喧嘩止めた
『あれれ?』と思ったけど
これがParisあるあるで、Parisマジック
まるで映画のシーンみたいな金曜の夜でした
今回のParis、やたらにノートルダムを通る偶然が多かったのです
帰国する日も会いに行きました
(2019年3月)
そう、私達が訪れた翌月に火災になってしまったのです
この出来事の奇跡も一生忘れることはできないものとなりました