【毎週、土曜日にお送りしている人気映画レビューコーナーです。毎回、独断と偏見で週末の映画ライフを提案致します。】
オーシャンズ 8(吹替版)
100円
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今回、紹介するのは今さら感ありすぎる映画「オーシャンズ8」です。たまたまWOWOWで再視聴しました。(笑)映画館のポスターをバックに(泣けました)ばりの写真をインスタにアップするのが今流らしいです。
オーシャンズシリーズと言えば、言わずと知れたジョージ・クルーニー主演の1作目「オーシャンズ11」が豪華俳優陣総出演という事で話題を集めました。(ジョージ・クルーニー、ブラピ、マッド・デイモン、ジュリア・ロバーツ)泥棒界のアベンジャーズですよ。
ジョージ・クルーニーはこの映画に出て、ネスプレッソのカプセルを大人買いしたそうですがね・・。
本作、「オーシャンズ8」はそんな前作の女性版です。
監督は前作からのスティーブン・ソダバーグからゲイリー・ロスに交代。
主演はサンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイと豪華女優陣です。主演のサンドラ・ブロック演じるデビー・オーシャンはダニー・オーシャンの妹という設定です。あまり語れませんが、前作のダニーはネスプレッソの飲みすぎで大変な事になったようです。(たぶん・・)
あらすじとしては、刑務所に収監されているデビーが釈放されるシーンから始まり、メットガラと呼ばれるメトロポリタン美術館で開催されるパーティでカルティエの豪華宝石を盗み出すというお話です。
刑務所から出てからの老舗デパートでのデビーの盗みっぷりは華麗です。
まさか、あんな方法で盗むとは!という手口で次々に盗んでいく姿は爽快ですらあります。
そして何より、ルー姉さんのカッコよさ。これは男女どちらが見てもカッコいい女性を演じています。
基本的に、このシリーズはストーリー後付けで、豪華俳優陣を楽しむための映画です。
最後の方の回想シーンで実はこうなってましたよ!というのがお決まりです。
オーシャンズ12なんて大部分が後付けでしたからね。
まずそもそもご丁寧にパーティー当日にドレスで着飾って泥棒する理由が無いですからね。
ダイハード3よろしく、地下金庫にショベルカーで金塊をかっさらうくらいの方が泥棒って感じはします。
個人的には、アン・ハサウェイ演じる(ダフネ・クルーガー)の唇の演技がすごかったです。
アン・ハサウェイの代表作と言えば個人的には(プラダを着た悪魔)だと思ってますが、唇の演技一つで小悪魔になれる凄さ。(ドトールで隣の席に居合わせた事は無いので、素がどうなのかはわかりません。)
あと、デビーがタミー(サラ・ポールソン)に詰め寄った時の「イーベイ」という返答が個人的にはツボでした。(笑)
基本的にYahoo映画でも海外のレビューサイトでも似たような感じで、ストーリーは酷いというのが共通の見解のようです。
ただ、本作を個人的に評価する理由は何度見ても楽しめる作品だと言う事です。これは前作からそうですが、とりあえず豪華俳優陣を見ているのが楽しいタイプの映画です。日本で言うと、古畑任三郎とか踊る大捜査線とか、いったい何回見てるんだろう?という作品がありますが、そのタイプの映画です。
何となーく、ポップコーンを食べてコーラを流し込む映画です。
ただ、女性版オーシャンズという事で全体的に女性層を意識したシーンは幾つかありました。
例えば、デビーがパーティーの当日に化粧をしながら鏡越しに・・
「自分のためじゃない、泥棒に憧れている小さな女の子のためにやるんだ」
といったシーンです。
(実際は、男と女のドロドロとした復讐劇なのですが・・・)
あと余談ですが、コンスタンス(オークワフィナ)の雰囲気が良かったな~と思います。(本職はラッパーらしいです。)
前作で言うライナス(マッド・デイモン)的な立ち位置かと思います。
なんとなーくで、残酷なシーンもなく誰が見ても楽しい映画です。
そうそう、日本語吹き替えの話ですが、デビーがいつ
「ダイソン、吸引力の変わらないただ一つの掃除機」
言うかはヒヤヒヤしてました。(笑)
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