「卒業対策費」? 何それ? | せんせーの家計簿

せんせーの家計簿

ママせんせーが仕事、家計などについてこっそりお話しします。

たまたまyahooニュースで見つけた記事。

 

私はせんせー歴20年超えていますが、「卒業対策費」って初めて聞きました。

何それ?

 

この記事ではこんなことが書いてありました。

①東京の区立小学校に通っている子供の母親が、「卒業対策費」として25,000円払った。

②金額は勝手に決められている。

③PTAなどが集金している。

④使い道は、「卒業記念品」「卒業アルバム」「卒業証書ホルダー(筒)」「卒業文集」「謝恩会の飲食代」「担任への花束代、図書カード代、お菓子代」など

 

いやあ…本当にこんなことが行われているんですかね?

私の住んでいる自治体とは全く違うので、ただただ驚くばかりです。

東京都独自のものなんですかね?

 

私の経験では…

①卒業に向けた費用は、卒業学年時に諸校費として毎月一定額が口座から引き落とされます。総額約10,000円~12,000円くらい?(ほとんど卒業アルバム代)

②中学なら、入学当初(または入学前)に、卒業アルバム制作を依頼する業者を選定します(相見積もりをちゃんと取ります)。学校によってはPTA役員も選定会議に参加してもらいます。相場はだいたい10,000円前後。毎年年度当初に全学年分の諸校費内訳を保護者に配付するので、それを見れば卒業がらみで何にどれくらいかかっているのかわかります。

③「PTAが集金する」とはどういうこと? 家庭訪問して現金徴収? 振込用紙を渡す? そもそも、PTA(保護者)が高額な集金に関わるってありえないんですけれど…。あと、収支報告って出しています?

④卒業に関する購入品は、「卒業アルバム」「二つ折り卒業証書ホルダー(筒は最近ほとんど見かけない)」と、卒業式当日に使う「コサージュ」。「卒業文集」は最近は作らない方が多いです。

 

一番驚いたのは、使い道の「謝恩会の飲食代」「先生への花束代、図書カード代、お菓子代」

本当ですか? ありえないんですけれど!

 

謝恩会の飲食代なんて、そんなの参加する人たちが実費を払うのが当然ですよね?

(せんせーたちももちろん自分の分はきちんと払いますよ!)

そもそも、私の自治体では謝恩会なんてとうの昔になくなっています。卒業した日は家族でお祝いしてほしいですから。せんせーたちも朝早くから準備して疲れていますから、夜まで付き合わされては大変!

そして、先生への花束とか図書カード、お菓子って…子供たちが自主的にお金(一人100円程度)を集めて花束を贈るとか、保護者が自主的に特にお世話になったせんせーにこっそり贈ることはありますが、保護者でもせいぜいお菓子やちょっとした花束ですよ…。特に金券を贈るなんて絶対にありえないんですけれど!

 

ボールペンなどの「卒業記念品」は、今でもやっているところ多いんですか?

私の場合は15年近く前に勤めていたところしかやっていませんでした。確か諸校費かPTA会費の中に「卒業記念品費」として最初から組み込まれていたと思います。

 

あと、卒業生から学校へ記念品贈呈するという習慣も以前はありましたね。

例えば…

・体育祭などで使うテント

・式典で使う紅白幕

・パイプ椅子

などの備品ですね(「贈 ○○年度卒業生」なんて書いてあります)。

こういうのを贈る習慣が残っているところは、卒業式の中で「記念品贈呈」のシーンがあると思います。一人当たり○円(200~500円程度だったと思います)という予算で諸校費に組み込まれていましたが、これも私の自治体ではもうかなり前になくなりました。

必要な備品は公費で購入するか、ごくたまにしか使わないものもあるので近隣の小学校から借りることもありますね。

 

卒業アルバムも今では不登校の子供が多いですから、強制的に全員に買わせることはありません。

購入するかどうか、そもそもアルバムに子供の写真、氏名を載せるかどうか、というのも保護者の「同意書」できちんと確認しています。

一応諸校費でアルバム代をもらっていますが、購入しなければ実費分お返ししますよ。

 

いやあ…本当に信じられない…。

今は学校でも諸校費の使い方について厳しく管理されています。言い方は失礼ですが、区立小学校のような時代錯誤なことをしているのは、さすがにまずいと思いますよ…。

ネットの反応を見ると、どうやら広範囲で行われていることではないようなので、そこはちょっと安心しました。

 

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