娘(高1)の高校も早々と「文理選択」の話が出てきました。
娘は今のところ「データサイエンス学部」に興味があるようです。
※過去の記事「娘(中3)に向いている大学の学部はこれかも?」参照
でも、心理学にも興味があると最近言い始めました。
娘自身HSC傾向があるから興味があるのかな?
たまたま夕食時に大学進学の話をしていたら、娘が興味ある学部がこの近くにはないということを義母が知り、顔を曇らせました…
大学生になったら家を出るの?
大学を卒業したら、どこに就職するの?
こっちには戻ってこないの?
跡継ぎなのに、家を守らないでほったらかしにするつもり?
…はあ、義母は年齢以上に古い考えに凝り固まっていて、本当に大変です…
義母は、
・亡くなった夫(自分の息子)は、娘が婿を取って家を守ってほしいと言っていた。
・本当は義姉(自分の娘)が跡を継ぐ予定だったが、夫が私と結婚して「自分が守る」と言ったので、義姉は泣く泣く家を出て行った。だから結局結婚できなかった。←どういう理屈??
と言っていましたが…
ウソウソ!
夫は私には
・娘には婿を取ってもらいたい気持ちはあるが、結婚は「縁」あってのものだし、娘の気持ちもあるので、強制はできない。でも、今の家や墓はきちんと管理してもらいたい。
・自分が家を継ぐことで、義姉(自分の妹)は喜んで家を出た。←義母が何かと干渉して嫌だったらしい
・義姉は若い頃に頼りない男性と付き合っていて、義母(自分の母)は自分を使って無理矢理別れさせた(でも確かに自分もこの男性との結婚は賛成できなかった)。
と言っていました。
義母の特性として、事実をねじ曲げて自分の都合のいいように話を作り替え、それを事実だと思い込んでしまうところがあります。
(それが原因でこれまで何度もひどい目に遭いましたよ…)
だから、今回も夫が私に言っていたことと大きく違っていましたが、私が反論すればまた角が立つと思い、あえて黙っていました。
娘は反論しましたよ。
「おばあちゃんは、私が家を出て勉強したい大学に行くことに反対なの?」
義母はこう言われて、さすがにちょっとまずいと思ったようです。
「いや、勉強頑張りなさい。でも、家のことを粗末にしてはいけないよ。」
義母が「家」にこだわるのには理由があります。
義母は、どうやらかなり学力が低い。←とにかく一般常識を知らない…
夫曰く、もともとの知的能力がちょっと…というのと、農家の大家族の中で労働力として使われることが多く、あまり勉強させてもらえなかったことも影響しているようです。
定職に就いたわけでもなく、何かしらの才能や資格があるわけでもない。
自分に誇れるものがない。
そんな義母にとって、嫁いできた今の「家」は由緒あるところだと思っているようで…
祖先の過去帳を見ると、どうも250年ほど前からあるようなので、確かにそれなりに由緒はあるのかもしれません。
(なぜか義母は「100代以上続いている!」なんて吹聴していますが、そんなの天皇家くらいでしょ!)
でも、資産があるわけでもなく、ごくごく普通の家ですよ?
まあ、「重い障がいをもつ子供を育て、早くに夫に先立たれ苦労しながらも由緒ある家を守るすごい『私』」をアピールしたいんでしょうね。
義母にとって、
家=自分の価値
だから、何としてでも跡取りを取って、この家=自分の価値を守ってもらいたいというのが本音なんでしょうね。
うーん、私だって娘がこの家を出たとしてもきちんと守ってもらいたいという気持ちはもちろんあります。
でも、今の時代は昔のように結婚や結婚後の生活を強制することはできません。
義母だって、最初はこの家に嫁いでくるのは嫌だって言っていたんだそうですよ?
それなのに娘(自分の孫)の結婚をコントロールしようとするのは矛盾していますよね。
私は、娘には幸せになってほしい。
たとえ親の望む形でなかったとしても、自分の未来を自分で切り開き、納得・満足できる人生を送ってほしい。
だから、娘が高校卒業後にはもうこの家に戻ってこないことも覚悟しています。
どんな形になるかはわかりませんが、家をきちんと守ってもらいたいことはもちろん娘に伝えていますよ(本人もそのつもりでいます)。
まあ、義母もあと10年もすれば、娘の生き方にあれこれ口を挟むことはさすがにできなくなるでしょう。
もしこれ以上娘の生き方に余計な口を出すようであれば、常識人の義姉に出てもらうことにします。