管理栄養士国家試験と研究と私 -138ページ目

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

食品の機能を考える上で、絶対に欠かせない4条件があります。


ある食品成分が、

1.消化に耐えて、

2.そのままの形で吸収されて、

3.血中に出てきて、

4.目的の臓器まで到達するのか?


ということです。


例えば・・・コラーゲンは、皮膚の重要な構成成分ですが、


コラーゲンは、

消化に耐えられず、

そのままの形では吸収されず、

血中にも出てこなくて、

目的の臓器(皮膚)にまで到達することはありません。


ほかの例では・・・

野菜の酵素は、

消化に耐えられず、

そのままの形では吸収されず、

血中にも出てこなくて、

目的の臓器(どこ?)にまで到達することはありません。


どんなに良さそうな食品成分でも、4つの条件がすべて満たされていなければ意味がないんですよかお


おはようございます

管理栄養士国家試験を受験しようと考えているみなさんニコニコ
勉強の進み具合はどうですか?

勉強する時間がなかなか確保できない…
勉強したところをちゃんと覚えられているのかわからない…

という方は、是非、過去問にチャレンジしてみてくださいね!

このブログだけでも100以上の過去問が解説してありますので、
移動時間などちょっとした時間に活用してみてくださいね得意げ

今日は、ビタミンの問題です。

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ビタミンの栄養学的機能に関する記述である。◯か×か?

(1) ビタミンAは、アミノ酸代謝の補酵素として働く
(2) ビタミンDは、脾臓で活性型に変換される

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正しいことを覚えているつもりでも、問題で聞かれると、
「あれ?そんなこともありそう…
って不安になりますよね。

それでは、正解いきます!

(1) ×
(2) ×

です。

(1) アミノ酸代謝の補酵素として働くのは、ビタミンB6でしたね。
ここでいうアミノ酸代謝はアミノ基転移反応です。

アミノ基転移反応のポイント
①反応は不可逆
(不可逆反応)
②補酵素としてビタミンB6が必要

この2つは絶対に覚えておきましょう。

そして、

 (アミノ酸)  ←→  (αケト
グルタミン酸  ←→  αケトグルタル
アラニン   ←→  ピルビン酸
アスパラギン酸←→  オキサロ酢酸

この3つの反応も確認しておいてくださいねニコニコ

ちなみに、ビタミンAは目に大事なビタミンです。
欠乏すると、夜盲症の恐れがあります。


×(2) ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方の働きで活性型になります
ビタミンDには、カルシウムの吸収を高める働きがあります
よって、欠乏すると、骨が弱くなってしまうんです。

この、骨が弱くなる病気のことを、
大人では骨軟化症
子供ではくる病
といいます。

ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方で活性型にされるので、
肝臓がダメになっても、腎臓がダメになっても、ビタミンDが活性化できなくなって、骨が弱くなってしまう恐れがあるんですね

ビタミンは覚えるしかないので、
問題を解いて覚えてみてくださいひらめき電球

では、また来週パー

魚・・・特に青魚にはDHAだとかEPAだとかいった脂肪酸が含まれていますかお

魚特有のいやな臭いは、このDHAやEPAが酸化した臭いですショック!


で・・・

動物の脳にもDHAがたくさん含まれていることから(脳の脂質の約半分がDHAです)、魚を食べると頭が良くなるはてなマーク

だとか言われることがありますかお


実際はどうなんでしょうかはてなマーク


結論からいえば・・・魚を食べて頭が良くなる効果はほとんど期待できません。

理由は3つ。


1.血液中や臓器のDHAは食べ物によってすぐに変化するけれど、脳のDHAはそう簡単には変化しない。


2.ヒトでもウマでもネコでもウシでも、脳のDHA濃度はほとんど変わらない。


3.魚の摂取量が日本人の10分の1程度のアメリカ人はバカではない。


う~ん。そんなもんです。


ちなみに、青魚にDHAと一緒に含まれているEPA。

EPAは、何故か、脳にはほとんど入っていません。


ふ~ん。そんなもんか。