管理栄養士国家試験過去問解説14 | 管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験と研究と私

管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。


おはようございます

管理栄養士国家試験を受験しようと考えているみなさんニコニコ
勉強の進み具合はどうですか?

勉強する時間がなかなか確保できない…
勉強したところをちゃんと覚えられているのかわからない…

という方は、是非、過去問にチャレンジしてみてくださいね!

このブログだけでも100以上の過去問が解説してありますので、
移動時間などちょっとした時間に活用してみてくださいね得意げ

今日は、ビタミンの問題です。

***************************

ビタミンの栄養学的機能に関する記述である。◯か×か?

(1) ビタミンAは、アミノ酸代謝の補酵素として働く
(2) ビタミンDは、脾臓で活性型に変換される

***************************

正しいことを覚えているつもりでも、問題で聞かれると、
「あれ?そんなこともありそう…
って不安になりますよね。

それでは、正解いきます!

(1) ×
(2) ×

です。

(1) アミノ酸代謝の補酵素として働くのは、ビタミンB6でしたね。
ここでいうアミノ酸代謝はアミノ基転移反応です。

アミノ基転移反応のポイント
①反応は不可逆
(不可逆反応)
②補酵素としてビタミンB6が必要

この2つは絶対に覚えておきましょう。

そして、

 (アミノ酸)  ←→  (αケト
グルタミン酸  ←→  αケトグルタル
アラニン   ←→  ピルビン酸
アスパラギン酸←→  オキサロ酢酸

この3つの反応も確認しておいてくださいねニコニコ

ちなみに、ビタミンAは目に大事なビタミンです。
欠乏すると、夜盲症の恐れがあります。


×(2) ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方の働きで活性型になります
ビタミンDには、カルシウムの吸収を高める働きがあります
よって、欠乏すると、骨が弱くなってしまうんです。

この、骨が弱くなる病気のことを、
大人では骨軟化症
子供ではくる病
といいます。

ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方で活性型にされるので、
肝臓がダメになっても、腎臓がダメになっても、ビタミンDが活性化できなくなって、骨が弱くなってしまう恐れがあるんですね

ビタミンは覚えるしかないので、
問題を解いて覚えてみてくださいひらめき電球

では、また来週パー