おはようございます
管理栄養士国家試験を受験しようと考えているみなさん

勉強の進み具合はどうですか?
勉強する時間がなかなか確保できない…
勉強したところをちゃんと覚えられているのかわからない…
という方は、是非、過去問にチャレンジしてみてくださいね!
このブログだけでも100以上の過去問が解説してありますので、
移動時間などちょっとした時間に活用してみてくださいね

今日は、ビタミンの問題です。
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ビタミンの栄養学的機能に関する記述である。◯か×か?
(1) ビタミンAは、アミノ酸代謝の補酵素として働く
(2) ビタミンDは、脾臓で活性型に変換される
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正しいことを覚えているつもりでも、問題で聞かれると、
「あれ?そんなこともありそう…」
って不安になりますよね。
それでは、正解いきます!
(1) ×
(2) ×
です。
(1) アミノ酸代謝の補酵素として働くのは、ビタミンB6でしたね。
ここでいうアミノ酸代謝はアミノ基転移反応です。
アミノ基転移反応のポイント
①反応は不可逆(不可逆反応)
②補酵素としてビタミンB6が必要
この2つは絶対に覚えておきましょう。
そして、
(アミノ酸) ←→ (αケト酸)
グルタミン酸 ←→ αケトグルタル酸
アラニン ←→ ピルビン酸
アスパラギン酸←→ オキサロ酢酸
この3つの反応も確認しておいてくださいね

ちなみに、ビタミンAは目に大事なビタミンです。
欠乏すると、夜盲症の恐れがあります。
×(2) ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方の働きで活性型になります。
ビタミンDには、カルシウムの吸収を高める働きがあります。
よって、欠乏すると、骨が弱くなってしまうんです。
この、骨が弱くなる病気のことを、
大人では骨軟化症
子供ではくる病
といいます。
ビタミンDは、肝臓と腎臓の両方で活性型にされるので、
肝臓がダメになっても、腎臓がダメになっても、ビタミンDが活性化できなくなって、骨が弱くなってしまう恐れがあるんですね。
ビタミンは覚えるしかないので、
問題を解いて覚えてみてくださいね

では、また来週
