ヒトは元々糖質制限食を食べていたのだから・・・という主張について | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

まだ農耕技術がなかった頃、ヒトは狩猟を中心にして食べものを得ていたのだから(主にたんぱく質を食べていたのだから)、糖質制限食だった。

だから、ヒトは糖質制限食の方が普通なんだ。自然なんだ。


という主張があります。


私は、この主張については、ちょっと待った?!と考えています。


だって、その昔、狩猟を中心にしていた頃のヒトよりも、現在糖質を食べているヒトの方が絶対に、寿命が長いですもん。


もちろん、寿命が長くなってきたのには、公衆衛生の向上だとか、安定して食糧を得られるようになった、だとか、色々な理由があると思いますが、やっぱり糖質は大切だと思うんです。


ヒトにとっての自然ということを考えるのであれば糖質をおいしい、って思うことが何よりも自然だと思うんです。


もし、糖質が有害であれば、糖質からエネルギーが作られるわけありませんもんねニコニコ


おいしいということは、身体に良いということですニコニコ

反対に、苦いということは、身体にとってちょっと有害だということですショック!


ですから、糖質はちゃんと食べてほしいと思います。

摂取全エネルギーのうちの50~70パーセントが身体に良いということは充分に分かっているのですから。


あ、もちろん、食べ過ぎはいけませんよ~~


ちなみに、私の主張は、糖尿病の患者さんには当てはまりません。

極端に血糖値が高い場合には、まずは血糖値を下げる必要がありますから、ある程度の糖質制限も行われるのだと思います。

医師の管理のもとで、腎機能などに注意しながら糖質制限をするのであれば、特に問題はないと考えています。