おはようございます
く~りすます~は今年も~やぁってくるぅ~~~
もうすぐクリスマスですね。
みなさん風邪などひいていませんか?
みなさん体調には気を付けてくださいね。
そして!管理栄養士国家試験を受けようと思っているみなさん!
クリスマスを楽しく過ごせるためにも!
今日も1問、しっかり勉強しちゃいましょう
***********************
脂質の性質とヒト体内における役割に関する記述である。正しいのはどれか。
(1) ステアリン酸は、多価不飽和脂肪酸である。
(2) トリアシルグリセロールは、両親媒性物質である。
(3) パルミチン酸は、プロスタグランジンの前駆物質となる。
(4) ホスファチジルコリンは、リポたんぱく質の構成成分となる。
(5) コレステロールは、身体活動のためのエネルギー源として利用される。
***********************
今日の問題、見た目は少し難しく感じたかもしれません。
よ~く考えてみてくださいね
それでは、正解です!
正解は…(4) です。
×(1) ステアリン酸は、炭素数18の飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は、
炭素数16のパルミチン酸
炭素数18のステアリン酸
の2つを覚えておきましょう。
「飽和はパス(パルミチン酸(炭素数16)、ステアリン酸(炭素数18))!!」
と覚えておくと…いいかもしれません
多価不飽和脂肪酸は、
n-6系、n-3系それぞれ3つずつ覚えておきましょう。
【n-6系】
炭素数18、二重結合2つ リノール酸
炭素数18、二重結合3つ γ-リノレン酸
炭素数20、二重結合4つ アラキドン酸
【n-3系】
炭素数18、二重結合3つ α-リノレン酸
炭素数20、二重結合5つ EPA(エイコサペンタエン酸)
炭素数22、二重結合6つ DHA(ドコサヘキサエン酸)
ここに書いてある脂肪酸は、絶対に忘れてはいけませんよ~!
意地でも覚えてください(笑)
×(2) 両親媒性っていうのは、油とも水とも仲良し!ということです。
トリアシルグリセロール(油)は、そのまま血中(水)に入れないですよね?!分離してしまいます。これを分離しないようにしてくれるのが、リポたんぱく質の役目ですよ。食べた油や体内で合成された油は、リポたんぱく質に包まれて運ばれるんです。
…話を戻します。
で、両親媒性物質といったら、リン脂質を覚えておきましょう。
リン脂質は、ホスファチジルコリンとか、ホスファチジルセリン…などで、
「ホスファチジルなんとか」と覚えておけば良いと思います。
×(3) プロスタグランジンは、炭素数20の脂肪酸(アラキドン酸やEPA)からできる生理活性物質の1つです。
パルミチン酸は、炭素数16の飽和脂肪酸なので、プロスタグランジンの前駆物質ではありません。
ちなみに、生理活性物質というのは、痛い~とか、かゆい~とかです。ちなみにちなみに、プロスタグランジンは、痛い時に出ています。
○(4) ホスファチジルコリンはリン脂質の一つです。
リポたんぱく質の膜は、リン脂質でてきています。
したがって、ホスファチジルコリンは、リポたんぱく質の構成成分となります。
×(5) コレステロールは、エネルギー源になりませんよ!
これがもし、トリグリセリドや脂肪酸なら正解です。
トリグリセリドはグリセロールと脂肪酸3つに分解されて、脂肪酸部分がβ酸化によってエネルギーになります。グリセロール部分は、解糖系の途中に入って、エネルギーになります。
どうでしたか?
問題をみると少し難しそうに見えますが、内容は基本的なことがばかりです。
問題作成者は、
「脂肪酸しっかり覚えてますか?」
「リポたんぱく質がどういうものか理解していますか?」
「脂質からどうやってエネルギーを得ますか?」
このあたりをしっかり勉強できているかどうかを聞いているんです。
問題を解いていて、そればわかるようになってきていれば、
120点くらいの実力がついてきているはずです
では、また来週!!
*****************************
◆参考書「いちばんやさしい管理栄養士国家試験合格講座」◆
(秀和システム株式会社)2200円+税
それなりに好評発売中
↓ ↓ ↓
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/3601.html
◆本番まであと50日!とりこぼしはないですか?◆
1月26日(土)13時~17時 新宿にて
残席1です。
詳細・お申し込みはこちら
↓ ↓ ↓
http://kokucheese.com/event/
◆働く栄養士さんのための管理栄養士国家試験対策室はこちら◆
↓ ↓ ↓
http://www.kokushinokoibito.jp/
*****************************