BSE(狂牛病)の牛を食べると人も狂牛病になるのか? | 管理栄養士国家試験と研究と私

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先日、アメリカでBSEに感染した牛が見つかりましたよね。


感染した牛はもう歳をとっていて、日本に輸入している牛には該当しないことから特に規制されたりはしていません。


さて・・・BSE(狂牛病)の牛を食べると人も狂牛病になるのか?

どう思いますか?


私の考えでは、BSEの牛を食べても人は狂牛病にはならないと思います。


今から10年以上前にも狂牛病騒ぎがあって、その時はアメリカからの牛の輸入が禁止されましたよね。

それまで、牛丼を販売していた、吉野家(最近お世話になってます。やっぱり吉野家の牛丼は美味しいなぁ)などが、豚丼を販売し始めたのもこの頃でしたっけ?


話を戻しますが、BSEの原因は、ウイルスや最近ではなく「プリオン」というたんぱく質だと言われています。

そして、「プリオン」がBSEの原因だと発見した人はノーベル賞も受賞しています。

この「プリオン説」が本当だとすれば・・・


私たちが口から摂取したたんぱく質(プリオン)が、全く消化を受けずに、小腸からそのまま吸収され、さらには血液脳関門を通過して、脳にまで到達するとは思えないんですよね。


ですから、私は、BSEを食べたも人には感染しないと思っています。

あくまでも・・・私は!です。


プリオン説自体も、完璧に証明されているわけでもなさそうですし・・・


こういうのって、これが正しい!って言うのは難しいですよね。

どちらかというと、こう考える方が妥当である。

みたいな弱気な感じになってしまいます。