管理栄養士国家試験今年度の合格に向けて その2 | 管理栄養士国家試験と研究と私

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管理栄養士国家試験の合格に向けて、過去問解説をしたりします。研究や学会、食品や栄養のお話もします。

さて・・・

今日は昨日に引き続き、働く栄養士さんが今年度の管理栄養士国家試験に合格するための方法についてです。


合格への最短距離は・・・まずは120点を目指すことです。

170点を目指してはいけません。

つまり・・・出るところを重点的に勉強する。

そして、出るところはしっかり理解する。

これに尽きます。


そうすれば、必ず120点に到達することが出来るんです。


そのために最も大切なことは基礎です。


「えーーっ!?基礎ぉぉぉ??めんどくさーーい!難しそーー!!」

なんて思わなくても大丈夫ですよ。


市販の参考書や色々なところで基礎と言われいる内容は、私は基礎だとは思っていません。


例えば・・・

マルトースはグルコースとグルコースがα1,4結合している。

そして、何とかは、何とかと何とかが、何とか結合している。


それから・・・

消化酵素には色々あって、何とかラーゼは、何とかをこういう風に切断する。


さらには・・・

栄養学の歴史?!


こういうのって、難しいじゃないですか?

難しいくせに出るかどうか分かりません。

だたの暗記部分なので、忘れてしまったら解くことが出来ません。



私が考える基礎は、

これを覚えてけば、他の分野にもどんどん応用できる。

これを理解しておけば、その後の勉強がどんどんはかどる。

そんな部分です。


例えば・・・

インスリンは食べたものを「ためこむ」ためのホルモンである。

「ためこむ」というのは、脂肪を増やす、筋肉を増やすなどなど・・・のこと。

それぞれには酵素がかかわっている。

ここまでが基礎。


「食後の」「糖質を食べたら」「インスリンは」と問題文に出てきたら、それぞれの言葉は置き換えることができる。

これが応用です。



それから・・・

糖新生は糖以外のものからグルコースを作ることである(人体~前半部分)

糖新生は主に肝臓で行われる(基礎栄養学)

ここまでが基礎。


したがって、肝硬変になると低血糖のリスクが高まる(人体~後半部分)

低血糖のリスクを減らすために、夜間の糖質補給が重要となる(臨床栄養学)

これが、応用です。



こんな風に要領よく勉強を進めて行けば、驚くほど点数は伸びます。

こういう基礎をおさえておけば・・・

肝臓の問題なら1~2時間もあれば、腎臓の問題だって1~2時間もあれば、

ほとんど簡単に解くことが出来るようになります。


時間がない働く栄養士さんは、要領よく点数を伸ばしましょうねニコニコ


明日は、働く栄養士さんが得点を伸ばしていくイメージについてお話します。



管理栄養士国家試験の勉強法などなどは、こちらのページでも紹介しています。

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