灘中学の理科は本当に楽しいです。
その場で考える問題が多いので、事前の知識が必要なく、
本当に理科的な能力を測る問題が多いです。
昨日も灘中の理科を解説していました。
理科的な能力って何?と思いますよね
今日はその答えを、物理学者・朝永振一郎先生の詩「科学の種・科学の芽・科学の実」になぞらえて書きます。
現代版・科学の芽(マスラボ流)
科学の種は、
日常の中で「おや?」と立ち止まる心です。
雨粒が窓をつたう速さの違いに気づくとき、
夕焼けの空がなぜ赤いか気になるとき、
そこに種がまかれます。
科学の芽は、
「なんでだろう?」と疑問を手放さない心です。
調べてみよう、比べてみよう、
誰かに聞いてみよう、
そう思った瞬間に芽は伸びはじめます。
科学の実は、
自分の手で答えを確かめ、
その理由を人に伝えようとする心です。
計算で裏付け、
図や言葉で説明できたとき、
それは豊かな実となって、次の種をまきます。
1. 科学の種(好奇心)
理科の力は、「なんで?」という小さな疑問から始まります。
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雲はなぜ浮かぶの?
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カエルはどうやって冬を越すの?
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水はどうして凍ると膨らむの?
この**「当たり前を疑う視点」**が、すべての出発点です。
家庭でも「なんでそう思ったの?」と問い返してあげるだけで、種はまかれます。
2. 科学の芽(観察と探究心)
芽が出るためには、ただ疑問を持つだけではなく、確かめようとする行動が必要です。
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実際に調べる
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観察する
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比べてみる
このとき大事なのは、「うまくいかない」経験もさせることです。
失敗の中で、「あれ? こうじゃなかった」と気づき、考え直す力が育ちます。
3. 科学の実(論理的思考と表現力)
最後に、観察や実験から得た結果を整理し、人に伝える力が必要です。
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グラフや図にまとめる
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文章で説明する
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友達や先生に発表する
これは単に理科だけでなく、国語や社会、そして将来の仕事にもつながる総合的な力です。
中学受験理科との関係
この力は、中学受験(特に難関中)の理科問題で鍛えられます。
暗記だけでは解けない、考える力を試す問題。
指導する側は大変ですが、子どもたちに解説すると…
「うぉぉぉー!!そういうことなのかーーー!」
と歓声が上がります。
でも本番では、それを自分で考えて解く必要があります。
一度目に読むと「これってどういうこと?」と思う問題も、
条件整理をしていくうちに
「そうか、そういうことだったのか!」
と気づき、正答にたどり着きます。
こういう問題を作れる先生は、本当にすごいなと思います。
まとめ
理科的な能力は、
疑問を持つ → 確かめる → 伝える
という成長のプロセスそのものです。
解けなくても楽しいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
こういう問題に出てきた時に
楽しいなって思える子どもを育てたいと思います。
暗記も大事だけど、
考えることはもっと大事だよって
伝えていきたいです








