自己都合退職による相談件数が増加 | 能天気OLが開業しちゃった!~社会保険労務士として気づいたらもう15年超えていた!

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コネもお金もない、人脈あるけど客はない・・・そしてもしや頭も足りない?!『ないない尽くし』の私だけど、開業しちゃいました。

本当に困ったときには必ず誰かが助けてくれたから、その人たちに恩返しするつもりで私もあなたを助けたい!

先日の投稿で、厚生労働省が公表した

「平成28年度個別労働紛争解決制度の施行状況」

について書きましたが、

 

気になるところとして、

自己都合退職に関する相談件数が増加し、
解雇による相談件数を初めて上回る結果となっています。

 

※自己都合退職による相談件数:40264件
 解雇による相談件数:36760件

 

自己都合退職による相談、この中身を細かく見たいところですが、
事例として挙がっていたのが「助言指導」の1事例で、

 

内容としては

会社の規定に基づき退職の意思を伝えたが、
会社側から幾度となく慰留されており、

それでも退職の意志は固く、円満退職を求め、

助言指導を申し出たとのこと。

 

事例としてなので簡潔に書かれていますが、
会社側からの退職の慰留が”幾度”となく、とあります。

 

その”幾度となく”がどのくらいだったのか、
2,3回程度だったのか、毎日顔を合わせるたびにだったのか、
退職願を受け取らなかったのか、その程度がわかりません。

 

助言指導が行われていることを見ると
相当数あったのかもしれません。

 

 

私自身の経験ですが、どこの会社を辞めるときでも、

ご多分に漏れず、必ず引きとめられました。
それで退職を延長したこともありましたし、
希望通り退職した会社もあります。

(もちろん退職日は双方の話し合いで決めましたが)

 

ある会社では、部長、社長、顧問までもが引きとめにきましたが、
それは、上司として従業員を辞めさせないこともまた
仕事のうちという話を聞き、そういうものかと思いました。
(当時は何も思いませんでしたが、

今思うと、きっと査定に響くのでしょうね)

 

引き留めも、あまりに度を越えると、

指導の対象となりますので、注意してくださいね。

 

ちなみに、

この事例の従業員は1か月後の退職を希望していましたが、
2か月後の退職となりました。

 

 

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