こんにちは♪
前回のブログの続き、
「バラの家実店舗」の、
木村卓功さんのセミナーに行ったお話です(*^.^*)
でも、私が、「バラの家」さんのセミナーに行くのって、
珍しいでしょ?
秋に購入しようかな?
と思うバラがあって、
そのバラを、ネットで色々調べていたら、
バラの家さんの、実店舗に行きあたりました。
で、なんと!
8月末に、セミナーがあるじゃあないですか?
内容も「夏剪定と秋口からの管理」。
木村さんのお話も、興味深々ですよね♪
「バラの家実店舗」はこちらからclick→★
我が家からは、ちょっと、行きづらい場所なんですが、
暑さにめげず、
がんばって、行って来ましたよ。
♪ヾ(●’∀’●)ノ♪ルン゚+.o.+゚
木村卓功(たくのり)さんは、
「ロサ・オリエンティス」シリーズのバラ、
わかな、シェヘラザード、ダフネ、オデッセイア、
等色々を、
作出、育成、販売している方、
「大成功のバラ栽培」(主婦の友社)
「極上のバラづくり」(家の光協会)
などの本を
執筆されている方なので、
色々な話を、お聞きすることができて、
面白かったです♪
覚えている事を、
少しだけ、ここに書いてもいいかしら?
いつも、ボーと聞いている事も多いので、
間違えていたら、ごめんなさい(;´▽```
剪定は、自己責任でお願いしま~す(笑)
あとで、思い出したら、また書き足すかも?
お時間ある時に、読んでみてね。
(ダフネ)
◆夏(秋)剪定は、冬剪定より、
全体に浅く切る。
(光合成の為、葉が大切なので)
ハイブリッドティー(HT)、
フロリパンダ、ミニバラは、9月上旬から、
全体の高さの 3分の1を切る。
下葉があって、元気なのは、2/1切っても良い。
夏剪定(秋剪定)は、10月半ばごろ、
きれいに、一斉に咲かせるのも目的ですが、、
切る枝は、細い方が、秋早く咲き、
太いと遅く咲く。
なので、早く切りたかったら、太い枝で切っておく。
一斉に切らないで、
咲いたら切る、咲いたら切るの繰り返しでも、
いいですか?と、
質問されていた方がいたけど、
ヨーロッパ流に、繰り返すのでも良い、と
言っていました。
(有島流、エンドレス剪定ですよね♪)
エンドレス剪定のやり方の記事はこちら→★
●ハイブリッドティー(HT)は、
9月上旬から3/1切るが、
(大輪の花を咲かせる為)
細い枝を取って、
枝数を減らして、一つ一つの枝の花を充実させる。
交差枝も切るというが、
「枝数が少なくなると、花数も減るので・・・」、
とも、おっしゃっていました。
枯れている枝や、劣化した枝は切るが、
めんどくさかったら、そのままでも良い、
それは冬剪定で切る。
●フロリパンダ(中輪房咲き 木立性バラ)
ピンクアイスバーグ(木立性)など、
フロリパンダは、9月上旬から、
ハイブリッドティーより、浅めに切る。
細い枝にも咲くことが多いので、
あまり、枝数を減らさない方が良い。
ふんわりとたくさん、枝を残す。
一本だけ長いのが有ると、見た目良くないし、
基本的に、すべての枝に、ハサミを入れる。
低すぎる枝があったら、元から切る。
●シュラブ(半つる)
8月中旬~9月上旬に切る。
切り方は、品種によって違うので、
シュラブが、一番やっかいだ、
とおっしゃっていました。
イングリッシュローズなども、シュラブが多いのですが、
つるにしたかったら、そのまま伸ばす。
低い木立ちに、したかったら切るが、
深く切ると、秋は咲かない品種が多い、
と言っていました。
咲きにくい品種は、8月末の
今、花が来ていたら
(つぼみが付いていたら)
そのまま咲かせて
楽しんだ方がいいそうです。
秋になっても、咲かないことがあるからだそう。
質問コーナーでは、それぞれの方が、
品種名を言って、
切り方を聞いていました。
○オデッセイアは、8月下旬~9月上旬に切る、等
いろいろ。
■秋口からの、肥料、薬剤、
●肥料のやり方、
生産者ならではのお話もありました♪
追肥は、3月から、ひと月に一回ずつ、
だいたい月初に、追肥をする。
(8月も 9月も)
👆去年、枝葉も元気なのに、
秋に咲かなかった品種は、
浅めに剪定して、肥料はやらない!
エネルギーが、
伸びる方にばかり行ってしまうので。
肥料は、どんなものを使うか?というと、
有機と化成なら、
化成肥料を使った方が花数は多くなる。
だが、化成肥料ばかり使っていると、
がんしゅ病になり易いそうなんです!
有機を使った方が、がんしゅ病の予防になる。
がんしゅ病は、
明治期に、日本に入ってきて、
農業試験場から、各農園に広がっていった。
名前が怖いけど、
がんしゅの菌は、思っているより、
弱い菌なんだそうですよ。60度で死ぬ。
ガンシュ病の菌は、食物連鎖の一番下位の、
弱い菌なので、
有機の肥料を♪
有機肥料に入っている
微生物が分解する時のカビや、
他の菌が癌腫菌を食べてくれるので、
有機肥料はカビだらけの方が良い。
なるほど~ヽ(;´Д`)ノ
でも、「有機肥料は、癌腫の予防になる」、
って、わかっていても、
有機肥料だけを、使った苗を、
バラの家で販売すると、
買った人から、苦情が来てしまうそうです!
有機肥料をやった苗は、
小バエが出たり、ヤモリが来たりするから。
虫ぎらいの人は、化成肥料の方が良い。
そこで、販売する苗は、下記のように、
ひと月ごとに、
化成と、有機を交互にやるようにしている。
芽出しの頃や、秋バラのために、
3月、9月はガツンと肥料を効かせたいので、
奇数月は化成肥料、偶数月は有機肥料。
3月、 4、 5、 6、 7、 8、 9、 10月
化 有 化 有 化 有 化 有
(有機肥料)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●追肥のやり方は、
鉢の茎から離して、縁の方(周り)に、
撒くだけでもいいし、
撒いた後、軽く土と混ぜても良い。
化成肥料の「バラの家IB肥料」は、
先月置いた肥料の、形が残っていても、
中身の栄養は無くなっているので、
取ってから、新しいのを撒いてもいいし、
そのままにして、撒いても、
どちらでも良い。
(IB肥料は他の植物にも使えるそうです)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(クリスティアーナ)
○肥料は、10月までやって、その後はあげない。
肥料をずっとあげていると、
バラが、冬になっても休眠しづらくなるので。
○樹勢が落ちたバラや、ミニバラは、
肥料少なめ、置き肥はやらない。
薄めた液肥をやるくらい。
花弁数が多いバラ等、
ボーリング(蕾のまま咲かない)
しやすい、品種も、肥料はやらない、
と、以前習いました。
(ラパン、粉粧楼、
ゴールデンセレブレーション、
ルージュピエール・ド・ロンサール等)
●水遣りは、
夏がメインで、秋からは、どんどんいらなくなる。
秋は、水のあげ過ぎ注意。
一律に、やるのではなく、
それぞれの鉢の土の様子をみてやる。
乾いていたら、やるように。
●黒点病(黒星病)について
最近は、オーガニックで、(流行している)
薬剤散布をしない人が多いけれど、
あと、ふた月、10月までは、しっかりやった方が良い。
一週間に一回、2週間位の間隔でも良い。
一週間より、間隔が狭いと、薬害が出る。
今、葉に薬害が出ているバラも、
薬剤散布して大丈夫なので、
やった方が良い。
虫が酷くなるのは、こわくないけれど、
(手で取るとか)
黒点病には気をつける。
黒点病で葉が落ちて、秋に葉が無いと、
光合成ができず、養分を蓄えられないで冬になる。
秋の葉のボロボロは、来年の春まで引きずる。
黒点病に効果がある薬(殺菌剤)
◦ 予防薬
シマンダイセン(家庭用は、エムダイファ)
ダコニール、オーソサイド、サンヨール等
(この中でダコニールは、暑いと薬害出る)
◦ 黒点が出ちゃったら、治療薬、
サプロール、サルバトーレ、ベンレート、
トップジンなど。
薬剤は同じ種類を続けて使わないで、
違う系統の薬を、毎回変えて、
ローテーションで使うこと。
耐性が付いて、効かなくなってしまうので。
薬剤の薄め方等はこちらから→★
薬剤が雨で流れ落ちないように、
アビオンEなど、展着剤を混ぜて散布する。
●雨が続いて、薬剤散布できない時は、
どうするか?
と質問されていた人がいましたが、
雨が上がった時(雨の合間)、
まだ濡れていたら、
バラの家では、薬剤を少し濃いめにして、
雨の水滴を吹き飛ばすように、
薬剤散布しているそうです。
ブログ、長くなってしまいましたね~ヽ(;´ω`)ノ
続きは、次回に♫
最後まで読んでくださって
ありがとうございました♪
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(スマホの方は、
パソコン版で見ると、見やすいかも?)
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