イコノロジア読了し本の原稿書き再開です~(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ | mamanmiyuki's diary

mamanmiyuki's diary

mamanmiyuki(ママンミユキ)のブログ

その後も、まだまだイコノロジアの日本語訳の本の解読は進み、ちまちまと読み進みつつ、気になったものはタロットの絵とも見比べたりしながら…の毎日が続きました。

 

その途中、Twitterに連投した自分のツイートを本の原稿を書くときにたどりやすいように…と思って、だいぶ前までさかのぼって、イコノロジアの関する話とかピエール・マドニエ版に関する話などもピックアップしていって、それに関連して他の方とのやり取りなども検索したりしてたんですね。

・・・というのも、以前は、ツイセーブなんかのサービスで、過去の自分のツイートやいいねしたものなんかを、簡単にずっと前までさかのぼれていたんですが、TwitterがXに変わった中で、そういう外部のサービスもだいぶなくなってしまって、古いツイートを簡単にさかのぼるのが難しくなってきたっていうのがあって。今は、いちおうツイログを使って過去ログをたどれるようにしてはいるんですけど、けっこうツイートが多めの私みたいなタイプの場合、過去6か月分くらいしかさかのぼれないようになってしまって、これだと、ちょっと前のこと・・・って思ってたことが、あっというまに探しにくくなってしまうんですよね~😆
それで、面倒でもいまのうちにちょっと自分の最近のツイートをコピペして、電子書籍の原稿書き用に作ったテキストにまとめておく作業をしておこう・・・って思ったんですね。

 

すると、その途中で、だいぶ前、まだイコノロジアの日本語訳の本が出て日が浅いころに、欲しい…ってつぶやきつつ購入先のリンクを貼ってた人がいたのを見つけて、そのリンクをポチっと!
そしたら、なんと、まだ今でも定価で、ありな書房さんから取り寄せてもらって購入可能だってことが判明!

これまで検索して探したときには、アマゾンなんかではかなり定価より高い値段で出てて、しかもそれが2冊組なのか1冊だけなのかもはっきりしなくて、ページ数から推測すると、ひょっとしたら、翻訳本はなしで解説書の1冊のみで5万以上のお値段の可能性もあり…で、手が出せずにいたんですよね。アマゾンやヤフオクなどで、希少価値のある本を価格を定価よりだいぶ高く販売してることはよくあることなので…。解説書のみだったら272ページで定価は13,200円のはずで、翻訳本のみは432ページ定価26,400円、2冊組だと39,600円のはずなんですけど。…というのも、いろいろこの本について調べた方ともやりとりしてわかったことによると、この書籍は、当初は2冊のセット販売だったのが、途中でセット売りを解除して、1冊ずつのバラ売りに変更されたという経緯があるらしく、販売サイトによっては、もとの2冊組の表題のままになってるとこも多いから、2冊の値段なのか1冊の値段なのか、わかりにくくてややこしいことになってるようなんですよね。

なので、図書館で取り寄せをお願いするときにも、詳しくページ数や書名を伝えて検索してもらってました。

 

それで、この見つけたリンクは紀伊國屋書店のウェブストアということだったので、それならちゃんと新本の2冊組の定価のものじゃないかと、そうはいっても確証はないから、ちょっと「賭け」みたいなとこもありましたけど、とにかく、それなら今でも定価で買えるってことなの?と、にわかに心がざわつきました。

…けど、もう図書館で取り寄せたり、個人的にお借りしたりして、いちおう手元にすべてのページのコピーは入手できたわけなんで、今さら・・・かな~って気持ちもよぎりましたけど、でも、ここでようやくあんなに欲しいと思ってた本を定価で手に入れられるチャンスが巡ってきたかと思うと、これを逃して後にやっぱり買いたい!って思ったときにはもう絶版になって入手できないかもしれない・・・と思うと、こういうのも縁なんだしやっぱ買っちゃおうか・・・と、数日悶々と・・・(;´∀`)。

 

なんせ税込39,600円の本っていったら、個人で買う本のお値段としては、普通に考えたらびっくりする高値ですよね。まー、図版の多い専門書って高額なものも多いので、最近はあまり驚かなくなりましたけど…。

でも、このお金が今ぐうぜんにも手元にぎりぎりあるんだよな~ということで、はげしく迷って・・・(;'∀')。(そもそも、イタリア語の原書のこんな分厚い本の完全翻訳なんて、自分で全部訳す労力を考えれば、安いくらいですよ!)

 

・・・というのも、少し前に思わぬ臨時収入があって、それなら・・・と、品切れになってたミニの新版のタロットを発注することにしたわけなんですけど、その後正式に見積りを取ってみたら、前回作ってからまだ1年ちょいしか時間がたってなかったこともあり、見込んでいた抜型の研磨の代金が不要との連絡をいただき、そのおかげで最初に見込んでいたよりはタロットの制作にかかる費用が少なくて済むってことで、その分の差額があるにはある・・・っていう状況だったんですね。

 

それで、これはやっぱり「知りたい!欲しい!」って頑張って粘ってたから、ごほうびとして縁が生まれたのかな~って気もしてきて。

それと、これからこの本を読んで考察した内容の「タロットの会へようこそ」の本を書こうとしてるわけですが、それにあたって、やっぱり参考に図版もできれば紹介したいっていうのもあって、それを許可をいただくとか、もしくは自分で模写するとか、これから方針を決めていくにあたって、出版元の「ありな書房」さんに連絡をしたりする可能性も出てくるわけですね。そのときに、本は図書館とかで借りて読んだので、手元にはないんですけど・・・というのはあまりにも無礼かなってのもありましたし、それと、著者であるイコノロジアの原書を日本語訳してくださった伊藤博明先生にも、いくばくかの印税をお支払いできるかと思うと、ちょっとホッとしますよね… 図書館などで借りて読みましたっていうだけだと、コピーなどに代金を払っていても単なる実費でしかなく、著者の方には一円も入らないので、いくら入手できないからやむを得ないとはいえ、心苦しいな…とずっと思ってたんですよね。

 

…ということで、書店から取り寄せらしいので1ヶ月位かかるとのことだけど、ぷるぷるしながらポチッてしまいました~(◎´∀`)ノ

 

・・・そして、ほどなくして、本の現物を確保したとの連絡が入り、ちょうどようやく本を最後まで読み終えたタイミングで、予定より早く1週間ちょいで、ついに!購入した本の実物が手元に届きました~(*^。^*)。

 

 

分厚いほうが、1603年の原書を完全翻訳された日本語訳の「イコノロジーア」、薄いほうが解説書の「ヨーロッパ美術における寓意と表象 チェーザレ・リーパ『イコノロジーア』研究」ですね。図書館などでお借りして現物は見てはいましたが、やっぱり、ついに自分のものになったと思うと感慨深いです~。

 

これで、文字や図版もかすれたりせずに、くっきり見やすいですから、これからさらにじっくり読み込んでいきたいですね。

 

そんなわけで、2月の初めからのめり込んでたイコノロジアの本の解読も、ついに最後のページまでたどり着いたわけですが(ただし国や地域の描写などは、まださらっと読む程度にしてますが)、 最後は「Zelo/熱意」という項目でした。

 

ざっと引用していくと、「熱意とは、宗教へのある種の愛のことであり、これによって人間は、神の信仰に属する事柄が、あらゆる誠実さ、機敏さ、勤勉さをもって遂行されることを望む…略…われわれのすべての労苦が、幸福に始められ、幸福に終わるように、私たちは祈らなければならない。 神と祝福された聖母マリアを讃えよ。」 と締めくくられていて、この本の著者のチェーザレ・リーパ自身が「熱意」に突き動かされて、この分厚い本を書き続けて完成させたんじゃないかと、この言葉を最後に選んだのも、そこに意図がこめられてるように思えて(もちろんアルファベットで最後のZではありますけど)、熱い想いがほとばしってるのを感じましたよ~。
まさに、その熱に感化されたような2か月ちょっとを過ごした感じで、感慨深いですね~。


そんなわけでこれから、いよいよ、この本の内容を踏まえて、中断してた自分の本の執筆を再開しなければ…。

タロットを作り始める前から取り組んでたタロットの瞑想でもみつからないままになってた、マルセイユタロット独特の描写の謎が、タロットが作られた当時の人々も読んで参考にしてたであろうこの本を読むことで、かなり解読できたと思うので、その感動とともに、「タロットの会へようこそ」の本で、みなさんにその考察をおすそわけできれば・・・と思ってます。

楽しみです✨