慢性病の仕組み | 神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログ

神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログ

神戸・元町の漢方薬店 翔貴(しょうき)のブログです。
日々の気づきや、症例を紹介していきます。

最近、漢方薬の効果が年々低下しているように感じます。

これは、日本の漢方薬が環境の変化(食事内容、生活習慣、気候変動など)に対応しきれなくなっているためであり、漢方薬や診断方法の質が低下したわけではないと思いますひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球

 

私の率直な感想ですが、私たちの体は恒常性を保とうと努めています。生活スタイルや環境が変われば、それに応じて体内のバランスを保とうとします。

 

しかし、バランスが崩れている人が増えてきています。

このバランスの乱れが慢性病の原因になっていることに、皆さんは気づいているでしょうかはてなマークはてなマークはてなマーク

 

 

以下、ポイントをまとめます:

 

①食事を摂ることで体内に異物が入り、必ず汚れが生じますが、体は解毒や排泄を通じて常にバランスを保とうとしています。

 

 

②普段の生活に加えて、暴飲暴食、ストレス、寝不足などが重なると、解毒や排泄の能力が追いつかなくなります。

 

 

③ この状況を放置するわけにはいかず、体のバランスを保つために、自分の体(体型、骨格、内臓の動き、免疫バランス)を歪めてでも調整しようとします。

 

 

④ しかし、体のバランスを歪めても、最終的には『てこの原理』が崩れ、慢性病が発生する状態になります。この状態では、体の自己治癒力が損なわれています。

 

 

 

以上、漢方の役割が、この崩れた「治る力(自己治癒力)」を回復させることにあると考えられます。