お馬鹿な出産事情 | Toyo☆World

Toyo☆World

日常の楽しいことや不憫なこと・・・
人の不幸は蜜の味?的な
とにかく何でもありのTOYOワールドです。


それはまだ旬には早い時期であった。



八百屋の店頭に並ぶ「初入荷」の文字にひかれ
竹の子を母はどうしても食べたくなった。



っていうより、母は妊婦であった。


お腹の中にいたのは私♪


母が言うには・・・
お腹の中の私が竹の子ご飯が食べたい!と指令を出したそうな・・・そんなバカな(涙)



10ヶ月の身重の母、手には買い物籠に満タンの食材。
それでなくても重いのに、これ以上竹の子を持って帰るには
身重にはきつい・・・



しかし、八百屋の前から離れられない・・・
お腹の中から指令が・・・


買え!食わせろ竹の子ご飯!と・・・えっw



母はそのしっつこい指令に負けて竹の子を買いました。

  ↑
っていうか、自分が食べたかったのだと思われw



ひーひー言いながら買い物から帰ってきて、ゆっくりしていたら

なにやら嫌な予感・・・



なんか、おしっこをもらしたような・・・

そうなんです、破水したようなんです。

こりゃ、やばい・・・



今だったら、破水したら出産のおしるしを見なくても
即病院に行かないと怒られちゃいます。


感染症にかかる恐れがあるから・・・


でも、その時代の母は強かった。っていうか、のんびりしていたのよw


今日竹の子食べないと食べられなくなる。←やっぱ自分が食べたかったのねw

慌てて、竹の子ご飯の仕込を始めた。



二人目は早いといわれるのに、炊きあがってちゃんと食してから
病院に向かったそうだw



そしてまた、母は三人目を身ごもった。

夏の暑い時期に産まれた妹。



この子もお腹の中から指令を出したそうだw



「すいかが食べたい」と・・・



賢い皆さんは、もうすでに予想がつくことだろうw

懲りない女である・・・



しかし、この話はとんでもない顛末になるのであった。




身重の母は重たいスイカを持って、テクテクと歩いていた。
自分の腹で足元なんてすでに見えない。

そこにひとつのマンホール・・・

蓋がずれているのに気がつかなかった。



ズポッ!!!



身重の母はスイカとともにマンホールに落ちたのであった・・・(涙)



幼いながらに覚えている。
母がキズだらけの足で、雨戸を担架代わりに運ばれてきたことを・・・


半分つぶれたスイカもしっかりと一緒に・・・w


今だったら、普通救急車だよね?


身重の妊婦がマンホールに落ちたら・・・



しかし、この時逆子だったお腹の子のため
お産婆さんにかかっていたのである。



病院より、お産婆さんのほうが逆子を治してくれるので。


マンホールに落ちたことで
逆子が治ったらしいw

結果オーライである。



次の日、そのままお産婆さんによって家で無事に出産。

ちゃんと冷えたスイカを食べた後に・・・

執念の女である(爆)



っていうか・・・

妊婦は重たいものを持つのは危険です。


いくら食べたいからと言っても、夫が休日の日まで待ちましょう。



でっ、それを胎児のせいにしないこと!!!