「新・少林寺伝説(1994年)」 りんちぇい演じる主人公:洪熙官/ハン・カーロ 演じた年齢:32歳 ミコ診断 ストーリー:★4つ アクション度 ★5つ
たまらん度:★5つ お勧め度:★5つ
<CAST> 文定/マンディン:謝苗(シャー・ミャオ) 紅荳/ホンダウ:邱淑貞(チンミー・ヤウ) <STORY> 清朝の時代。少林寺一派と天地会は、
互いに手を結び、清朝転覆を企てていた。
恐れをなした朝廷は、組織の一員である洪熙官一族を惨殺。 洪熙官は一人難を逃れた幼い息子を連れ、
いつしか仇討ちをするべく身を隠す。
7年後、各地を転々としていた洪熙官親子は
用心棒としてある富豪の家に身を寄せる。
朝廷は明朝の財宝を奪おうと、
在り処が記された地図を狙い少林寺に忍び寄っていた。
この作品は何度も観ても面白い。
「D&D完全黙秘」のクーとまたもや親子です。
ストーリーもよく出来てるし、
何といってもりんちぇいがカッコいい!と言うか凛々しい。 いつも強~いりんちぇいの吐血シーンも見られる。
キリッとした顔立ちと眉、
闘いの後に「はら~っり」と落ちる前髪がたまらなく艶っぽい コメディものじゃないのに何故か笑えてしまうのは・・・ カーロという男が見た目に反して、
発する言葉の一つ一つが「可笑しい」からだろう。
それとホンダウの母もコミカル。
でも若い頃は「千手観音」と呼ばれていた矢投げの名手。
またもや奥さんに死なれちゃう
同族の裏切りで村ともども壊滅させられる。 一人息子のマンディンは妻が必死で守り、
指差す壁を掘ると中に息子の姿があった。
「お前を連れて行けば足手まといになるが、
お前にも生きる権利がある-
賭けをしよう!お前が剣を選ぶなら父と共に戦うのだ。
木馬を選ぶなら母と一緒に暮らせ -あの世でな」と。
ここはだ~い好きなシーン。子連れ狼のパクリだけどね。 幼いマンディンに人生を決めさせる。跪き剣を構え息子を見守る父。 一瞬マンディンは木馬の方へ歩み寄る・・・そのとき父は剣を握り締める。
次の瞬間、マンディンは突き立ててある剣を手にする。 そしてマンディンは父と共に裏切り者を成敗するために旅立つ。
町に出たが、カーロ父子が買えたのは梨は1個だけ。
ソバさえ食べられない。
腹を空かせたマンディンを連れたカーロは、
道で詐欺師の母娘を目にする。
娘のホンダウは母に死んだふりをさせ、
葬式代欲しさに身売りしていた。
大富豪の男が罠にはまる。
カーロは裏切った兄を成敗し、向かいの店から出てきた。 ホンダウを家に連れ帰ろうとする富豪が、
カーロに「用心棒になってくれ」と頼んでくる。
生活のために承諾し、大富豪の用心棒として雇われることにした。
腕の立つカーロがいる家で、
この詐欺師母娘は堂々と大富豪の財産を狙いにかかる。 「カーロの腕を確かめる」と挑んで行ったり、
寝ている大富豪を襲ったりと大したもんだ。
披露宴の夜―
使用人の女性が「洪先生、お子様と祝宴に参列されては?」と カーロ「花嫁を見張ってる」使用人「泥棒が入らないように?」 カーロ「花嫁が泥棒に入らぬように・・・」
使用人は「変な親子」と言い立ち去る。
マンディン「屋根に人が」
父「動じるな!今はホンダウだけに神経を集中しろ!」
すると部屋から叫び声が「あぁ~やめて放してったら!」
窓を壊し飛び込むカーロ。
赤いカーテンの寝床に入るとホンダウが
「引っ掛かった~!!参った?」と
カーロに馬乗りになる。
外ではマンディンが「父さんが罠に・・・」
そうなの~とうとうカーロはホンダウの罠にはまっちゃたの。 そこに大富豪が現われ、追い出されてしまうカーロ親子だった。
その時5人の子供を狙い、朝廷が襲撃してくる。
そのうち一人が富豪の息子なの。 なぜ狙われてるかと言うと、大事な地図が子供たちの背中に刺青されていて 大晦日の夜に紅花亭に行き天地会のチェン会長に、地図を伝えなきゃならないの。
「兄弟達を救いに行きたい」と言うマンディンと屋敷に戻る。 朝廷の役人は「10歳以下の子供を除いて全員皆殺しだ!」と言い斬るつける。 カーロ父子はそこに現われた、怪人と化した裏切り者のリンイーと戦う。 鋼鉄の車に乗り、槍をも通さない凄いやつ。 ここ凄いよ!~~~「何がって?」カーロの持つ槍が凄いのよ! 3段階に折れ曲がり三節棍にもなるし、
伸縮自在だし、凄い勢いで回転もする。 ホントに長いもの持つと、りんちぇいは水を得た魚のようだね~ マンディンと力をあわせ、立ち向かっていくの。
マンディンの棒術も凄いよ~! その間に財宝を持って逃げようとしたホンダウは、
役人の投げた毒矢で怪我を負う。
寺に逃げ込んだカーロ。気を失ったホンダウが目を覚ました。
気づいたか?
カーロ「気づいたか?命にかかわる傷だったから手当てした・・・」 ホンダウ「見たのね」 カーロ「仕方なかった」
ホンダウ「もうお嫁に行けないじゃない!」 カーロ「責任を取れと言うなら-嫁にする!」? って~~~ ホンダウが何で連れて来たのが寺なのかとか、
息子を置き去りにしたとか言ってると
カーロは「なるのか?」と。ホンダウも嬉しそうに頷く。 「私の好きなのはお前の母さんだけだ」って
マンディンに言ったじゃない!
カーロという男は寡黙できりっとした二枚目。
男の色気さえも感じさせられる。
何事にも動じない男に見えるけど、
けっこうすっとぼけた事をさら~っと言う。
息子を見守る「強い父」のイメージだけど、
ホントは息子の方がしっかりしてたりして・・・
朝廷役人と、村を壊滅させた裏切り者を退治し、
カーロ親子は馬に跨り旅立つ。
マンディンはホンダウのことを「母さん」と呼んでいる?と言うことは・・・ 「責任を取って、嫁にした」ってことだよね。 始めからホンダウは、大富豪との結婚は財産目当てだったわけだし カーロを一目見たときから「この男はものにする!」って感じだったしね。 カーロも「責任取った」って言ってるけど・・・ マンディンに何度も疑われてたとおり、
まんざらでもなかったってことだよね~