祖母は最大のトラウマなはずなのに。 | ママ、わたしは生きていくよ。

ママ、わたしは生きていくよ。

バリキャリ母と、平凡娘ひとり。
母子家庭を襲った母の癌。
闘病3年9か月で風になった母。

母の知らないわたしを徒然したためます。

朝走っていたら

ランニングポーチからポキポキと

LINEが鳴った。


「おはようさん

 昨日の昼に病院から電話ありました。

 おばあちゃんが血液に炎症反応あり。

 注入(食事)は中止して点滴に変えたとのこと。

 直ぐにどうということはないやろけど、

 注入から点滴になると余命が少ないとのこと。

 心の準備をしておいて下さい。」


叔父のスレッドをひらくと

こうメッセージきていた。


調子よく走っていた足は歩き始め、

返信メッセージを書いては消しを繰り返す。



なんて返そう。



「おはよう。

 連ありがとう。」


「そっか。」



長く時間をかけた割に

しょーもない返事。



祖母とのことを思うと

一般的な祖母を失う感傷ではない。


そっか。

というのが、今の1番近い気持ち。


ただ、

母を失い

祖母を失うと


わたしの幼少を共に生きてきた人が居なくなる、

ということになる。


それはやはり寂しいとも思う。



一女の出産のとき、

祖母は病院にお弁当をもって駆けつけてくれた。


いろんなことがあったけど、

祖母は来てくれたし

わたしは張り詰めていた気持ちが一気に解けて


おばぁちゃーーん。


と、言いながら号泣したのだ。


頼れない夫と、怖い出産を終え

祖母の顔を見た時


心の底からホッとしたのだ。



祖母はわたしの育ての母だから、

何をされても

心底に嫌いにはなれない。



2人目の母を失う心の準備。

仕方がないことだけれど。